マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

レンズ

現役販売のマニュアルニッコール Ai-s Nikkor 50mm F1.2S

いつか新品で買おうと思ってのびのびになっていたレンズ。 Ai-s Nikkor 50mm F1.2S1978年に発売されてから、今に至るまで変わらぬレンズ構成で、新品として店頭販売されているレンズ。ようやくお迎えすることができました。 シリアルは420000番台。某有名カ…

Canon XI 100mm F:1.5

キヤノンのXIシリーズというのはいくつか種類があって、いずれもX線撮影のために作られたハイスピードレンズです。100mm.F1.5の他には、・50mm/F0.75・65mm/F0.75・75mm/F1.3・77mm/F1.1・90mm/F1.0などがある。 そのすべてが無絞り、ヘリコイドなしの仕様な…

好きなEL-NIKKORは135mm

好きなEL-NIKKORは? といわれたら、しばらく悩んでこれを選ぶかも。 EL-NIKKOR 135mm F5.6。 これには新旧あって、向かって右が新型で、左側が旧型。 刻印はないけれども、付属の箱には「EL-NIKKOR◯◯」の最後に ◯で囲んだ「N」がつく。 外観は違うけれどもレ…

1.5倍ズームレンズ SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art を購入

先日、仕事帰りに、秋葉原のヨドバシカメラに出向いてレンズを購入した。 SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art。 1.5倍ズームでF2通しのフルサイズ対応レンズ。 ここ最近のシグマはDPシリーズの奇抜なコンパクトデジタルカメラ群といい、 先に出たAPS-C用、F1.8通し…

謎多きマイクロ/複写用/製版用フジノン

1950年代前半から1970年代中程にかけて 生み出された三種の産業用フジノンがある。・APO FUJINON ・FUJINON SUPER MICRO ・FUJINON-XEROXこれらはマイクロフィルム用。製版用に作られたレンズで、 当時のカタログの隅に名前が見受けられるくらいの、 なんと…

FUJINON・A 1:9/180

フジノンAは大判用のマクロレンズだ。 マクロとは書かれていないけれども、 複写近接用に設計され、RGBの色収差を補正したアポクロマートレンズ。 フジノンの大判レンズには「マクロ」という直截な記載は(いちおう)存在しない。このシリーズで180mmはもっと…

FUJINON-TV 25mm F0.85 アトムレンズ

あやしいフジノン。 その名もFUJINON-TV 1:0.85/25。 Cマウントの産業用ハイスピードレンズ。フジが出しているこの手のレンズは正確な資料がなく、 そのすべてを『あやしい』と表現するしかない。 いまだに何だかよくわからないフジノンはいくらでもあり、 …

ウルトラマイクロニッコール

マクロ者にとっての仏像。 高倍率マクロ者にとっての仏舎利。 見かけたら敬意を感じずに入られない一本といったら、 わたしはウルトラマイクロニッコールを挙げる。赤本導師のサイト『RED BOOK NIKKOR』見てからというもの、 いつかはこのレンズを一本でもい…

PENTAX Qとわたし

前々から気になっていたカメラを買った。 ニコンではなく、ペンタックス。 わたし初のミラーレスカメラとなる『PENTAX Q』だ。 マグネシウムの堅牢ボディである初代Qのホワイトと、 単焦点、PENTAX-01 STANDARD PRIME。 ズームレンズ、PENTAX-02 STANDARD ZO…

LensBaby 3G

お安かったので手が勝手に『LensBaby 3G』を買ってしまう。 ある種のアイテムにのみ反応するエイリアンハンドシンドロームなので仕方がない。レンズベビーはいわゆるトイレンズではあるけれども、 かなり出来のいい部類のトイレンズとして知られている。 楽…

レンズ試し撮り

この週末、東京は大雪で予定が全部なくなってしまった。 かといってどこかに行くこともできないので、 自宅でじめっとレンズの試し撮りをしていた。 もとはといえば、EL-NIKKOL80mm F5.6がいくつか発見されたので、 ひさしぶりに性能を確かめてみたい。とい…

高倍率マクロレンズ

わたしはもともと手持ちの石を撮りたくて、コンデジを買った。 それが当時接写に強いとされた『リコーR10』。 しばらくは満足していたのだけれども、そのうちWEBにあるような写真が撮りたいな。 と思うようになり、一眼レフとタムロンの90mmマクロレンズを購…

ウクライナのシフトレンズ(前編)

PCS ARSAT H 35mm F2.8。という謎のシフトレンズを格安でゲットした。 ウクライナという元共産圏からのお越しで期待大。 じつのところズームレンズで体験したことはあるものの、 35mmという単焦点は初めての体験。 そして、シフトできるベローズは使っている…

ウクライナのシフトレンズ(後編)

というわけで『PCS ARSAT H 35mm F2.8』の実写テストなど。 ※基本ISO-100。jpg無加工(回転のみ)そのへん。F8まで絞って。 オニユリ。F5.6 水面。F4。よく見るとザリガニと魚がいます。 遠景。F16。これは元画像が暗かったのでトーンカーブのみ修正。 バラ。F…

Medical-NIKKOR・C Aute 1:5.6 f=200mm

「メディカルニッコールの写りは…普通でした」と某所で聞いていたのだけれども、一度くらい使ってみたいなー と思い、ずいぶん前にお安く手に入れた。 カビがあり、コードや電源系等その他もろもろがないので、 試写も本来の実力ではないと断っておきますね…

ふたつのAF24mm F2.8単焦点

一時期、APS-Cでやや広角の単焦点を安く手に入れたいと思い、 24mmと28mmを集めていた時期があった。 ニコンがDXレンズで広角単焦点を出してくれていれば、 こんなことはしなかったのだけれども、 なぜかDXレンズの広角はズームばっかりなのだ。 結局、あま…

使えないレンズ フジノンR 200mm F1.5

ほぼマクロ専門のわたしだけれども、 ヘンなレンズがあるとお値段とお財布と相談をする。 もちろん、手に入れたそのすべてが使えるわけではない。 手に入れて笑うことが主とした動機だ。 画質的な意味で使えないものもずいぶんあるし、 物理的に装着できなく…

いまさらのズームマイクロニッコールレビュー

ズームマイクロニッコール。 「Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-F5.6D」は、 1997年9月(10月?)から2005年の期間に販売された。 まだデジタルカメラが一般的ではなく、 ニコンF5が1996年10月に発売されたばかり。 フィルムカメラの絶頂期に発売され…

ライツの絞り付き対物レンズ

わたしの常識だと、顕微鏡というものはスライドグラスに資料の切片を載せ、 場合によってカバーグラスという薄いガラスでサンドイッチにしたものを見る。 小、中学校ではそのように習った。 倍率が高い対物レンズを使うさい、レンズを近づけすぎてカバーグラ…

EL-NIKKOR 105mm F5.6

D90/BORG M42ヘリコイド[7842]/BORG M42P1→M39変換アダプタ[7844]/ペンタックスM42延長チューブSⅡ レンズは格好をつけて色を入れています いまさらわたしが書かなくともRBNで完全に紹介されているのだけれども、 やはり使ってみたらレポートを書かなくてはな…

FUJINON-EFC 1:6 65

何に使ったのかわからない産業用レンズシリーズ。 フジノンEFC 65mm F6(固定)。 ものすごく使いづらいことこの上なし。 なのであまり使い込んでいないけれども、残念ながら通常のマクロ使用の中では特筆すべきものはなかった。 何が使いにくいかというとマウ…

Micro NIKKOR 60mm/F2.8G

わたしのメインレンズであり常用レンズです。 ブツ撮り。猫撮り。ポートレート。スナップと、わたしのカメラ使用用途が、等倍以上の高倍率マクロを除き、ほぼこの一品でまかなえます。 このレンズがいかによいレンズであるかは、WEBでカメラを扱うサイトでは…

ぼろぼろなマイクロニッコール55mm/F3.5

ジャンク扱いでMicro Nikkor 55mm F3.5を手に入れた。 ピントリングのゴムはない。フィルターのガラスはなく枠が歪んで外せない。 外装のスレは無数。レンズの前玉後玉にはびっちりとホコリが積もっていて、これを取り除く薄いとキズが出てきた。 救いはカビ…

EL-NIKKORふたたび

前の日記で『EL-NIKKOR80mm F5.6はなんかモヤってる』と感じてしまったので、 今日の朝方ちょっと家を早くでて試写という名の猫撮影に出るなど。 D90にヘリコイドアダプタを介してEL-NIKKOR 80mm F5.6を順に装備する。 わたしのヘリコイドはBORG【7842】なの…

EL-NIKKORあれこれ

[上段左]旧型EL-NIKKOR 50mm/F2.8 [上段右]旧型EL-NIKKOR 80mm/F5.6 [下段左]旧型EL-NIKKOR 50mm/F4 [下段中]旧型EL-NIKKOR 75mm/F4 [下段右]旧型EL-NIKKOR 105mm/F5.6 引き伸ばしレンズのいいところはピントあわせ機構がないため小ぶりなところ。 そして、…

AF NIKKOR 50mm F1.8Sのようなもの

AF NIKKOR 50mm F1.8Sのようなもの。と書いたのは、以下の点から。 ・マウントはニコンFマウント。 ・F1.8〜22。 ・NIKONのロゴどころか絞り値と距離計以外の文字情報がない。 ・AFカップリングはあるものの、自動絞りユニットがごっそりない。 ・手持ちのAF…

マクロセツゾクリング

マクロセツゾクリングはNIKONの拡大撮影装置『マルチフォト』にマクロニッコールを接続するためのアダプタです。 マクロニッコールだけではなく、EL-NIKKORなど引き伸ばしレンズ規格であるM39のネジマウントをFマウントにするためのアダプタで、Fマウントで…

ビッカーズ

ビッカーズといえば四角錘のダイヤモンドを物体に押し付け、できた窪みの深さで硬度を測る基準でおなじみですが、こちらは対物レンズ。 じつはレンズの額面どおりの情報以外は何もわからない。 硬度でおなじみビッカーズと関係あるのかもわからない。シャー…

マイクロニッコールとマクロの魅力

Micro Nikkor P-Auto 55mm F3.5 マクロ撮影といえばNikonという称号をほしいままにしたマクロレンズです。 この55mm/F3.5のマイクロニッコールはさまざまなバージョンがあって、 さらに後期にはF値が2.8になったマイクロニッコールもあります。 いろいろなマ…

誰でも一度はアメジストにハマる(はず)

石オタとしてハマりはじめにアメジスト。とりわけルースをとにかくいっぱい密集させたい。 という奇妙な衝動があった時期があって、いまだに何にするわけでもなくザクザクとアメジストがたくさんある。このころはすでにパワーストーンなんてイワシの頭だと思…