珍しく土曜がお休みになったので、
昼過ぎからホームセンターに行って撮影台に使う足場の材料を買う。
本当は金属のブロックがいいんだけど、
そんなのはふつうに打っていないので木製で作成。
あとは一日、汗だくで写真を撮って過ごしておまりました。
基本、インドア系のオタクなので満足の休日でございます。
【水晶とラピスラズリ】
鉱物標本とルースのコラボはお気に入り。
これからもっともっと撮っていきたいけれども、
ルースの取り扱いと標本の取り扱いが難しいと、
いずれかに傷をつけてしまいかねない。
なかなか怖くてトライできないものも多く、
できるだけ丈夫でしっかりした標本がほしい。
【YAG】
こちらは人造石。
主成分の「イットリウム・アルミニウム・ガーネット」の頭文字を取って、
YAG。俗にヤグと読んでいます。
あまり日常では見ることはありませんが、
ミネラルショーに行くとここらの人造石をちらほら見ます。
あんがい石オタの方でも「きっちりラベル表示していれば」
こうした人造石も大好きな方が多く、
ルースを集めている人ならばひとつは持っていると思います。
値段のわりにゴージャスなので、わたしのリアル石友は
これを指輪にしたりして遊んでいたりします。
YAGは主にレーザーの石として利用するため、
ビームを出したりするごっこ遊びに使われたり…
非常に硬度の高い石なので、アクセサリーにしても
ガシガシ当ててもまず大丈夫。
見かけたら高いものではないので一粒お買い求め下さい。
【天藍石】
まずこの石の色を眺めてから鉱物名をじっくり読んでいただきたい。
じつに味わい深い日本名じゃあありませんか。
天の藍の色をした石。
英語でいうところのミッドナイト・ブルー。
真夜中の、空が明ける寸前の空の色。
こんな名前の石がキレイじゃないはずがない。
学名はラズライトといい、石好きならば思わず「お?」と思う人もいるかもしれない。
そう、ラピス・ラズリと何か関係があるのかしら、と。
でも関係ないのです。
天藍石(lazulite)はリン酸塩鉱物で、リンやアルミナを多く含んだ鉱物ですが、
ラピスラズリの青は青金石。英語だとLとRの違いでlazurite。
LとRの発音が壊滅的にヘタな日本人には鬼門の名前。
ぜひ和名で読んでやってくださいまし。
青の石は数あれど、この天藍石は確実に夜属性。
闇に属するものといっていい。
サファイアやパライバといった花形とは違う青だ。
若干もろいのでカットには向かないけれど、
標本のままでもなかなか味わい深い。
まさにコレクター向きの石だ。
上記石たちは、すべてこの間紹介したSummar f=8cmで撮っています。
いくつか撮ってみてわかったのですが、
このレンズはルース向きかもしれない。
マクロレンズだけれども写り方がカリカリすぎずに、
ふんわりボケて光の反射まで上品。
今まで使ったことがないタイプのレンズでした。
今までマクロ写真はカリカリにどこまでも解像する。
というのが好きだったのだけれども、
ここにきてルース撮影に行き詰っていたり。
カリカリに写すだけだと、ルースはつまらない。
しばらく裸石はこのレンズで撮り続けてみよう。
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