野良猫っていうのは微妙な存在で、野生とも違うし飼われているとも違う。
強いていえば「共生」しているというのが近いのだろうか。
しかし、人間としては猫の存在が生活に必要かというとそうでもなく、
可愛さとか風景としての存在だ。
一方の猫も、人間がいなくとも野生に還るだけ。
むしろいないほうが猫にとっては幸せなのかもしれない。
うまく人間のいる環境に適応しているだけだ。
わたしのような猫好きばかりではない世間の中。
猫よけペットボトルや「エサやるな」的な看板もどこ吹く風。
猫たちにしてみれば生きているだけ。悪びれる理由もなし。
ニンゲンがどんなに猫の侵入を拒もうとしても、猫たちはのろまなニンゲンと違い
あらゆるスキマと物陰に心地の良い場所を作る。
そりゃあ居心地のいいことばかりでもない。
それでも彼らは気高く本能に忠実に生きる。
われわれ人間たちから見てもその姿は凛々しく、かつ雄々しい。
撮影=D90/Bellows/FUJINON EX 135mm F5.6
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