何に使ったのかわからない産業用レンズシリーズ。
フジノンEFC 65mm F6(固定)。
ものすごく使いづらいことこの上なし。
なのであまり使い込んでいないけれども、残念ながら通常のマクロ使用の中では特筆すべきものはなかった。
何が使いにくいかというとマウントです。
鏡筒のサイドに切られたシルバーのネジが正規のマウント部。
ネジピッチは2mmです。
もうこの時点でみるみる使おうという気が失せてきますね。
さらにフロントスレッドはなし。
後部には専用のクローズアップレンズを装着するためのスレッドがあります。
が、32mm径となっております。
少なくともわたしにはこれに合うステップアップもダウンリングも持ちあわせていませんでした。
ごく稀にこのような専用座金つきのフジノンEFCが出てきます。
どうやらネジの移動でヘリコイドも兼ねているため、あのようなマウントになっている模様。
これがあればサイドの変態マウントも順/逆ともに利用できます。
逆にこれがないとマウントには苦労させられるでしょう。
わたしはこのおしりに中華製のBR-2A相当品(オス52mm⇔Fマウント)を、2液混合のエポキシ系接着剤で貼りました。
こうすればひとまずFマウントで使用できますが、座金のフチが広すぎて干渉し、カメラ本体に
直接マウントはできません。
中間リングかベローズを使えばがんばれます。
金属加工ができる方なら鍔を切り落とせばもっと使いやすいかもですが、そこまでする価値もあるかどうか…
絞りは産業/工業用レンズによくある丸板固定絞りです。
F6というフジノンが好きなハンパなF値ですね。
現在までわたしが所持しているフジノンEFCは下記三本です。
・FUJINON-EFC 1:6 65
・FUJINON-EFC 1:6 72
・FUJINON-EFC 1:6 85
これに専用クローズアップレンズが一枚です。
WEBをさらりと調べると、焦点距離が108mmと180mm。140mmもあるようです。
180mmはF6ですが、108mmと140mmはF5.6です。
わたしの持つ腰高の座金以外にもバージョンがあり、上記長焦点は無限遠もいけるかもしれませんね。
フジノンEFCついては特筆するべき写りでもないし、固定絞りということもあり、あまり熱心に捜索しているレンズではありません。
が、いかにも産業用というたたずまいが気に入っています。
中古やオークションなどで出てくるときも、500円とか1000円くらいなものですので、地道に集めているフジノンです。
もし、オークションで出ているときは、非常に使いにくいレンズですのでわたしに譲ってください(苦笑)
いえ、WEBに情報を流していただければそれでもいいのですが、三本も集めると情が移ってしまって…
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