仕事先でふとすれ違ったモミジの樹の幹に、なにやら輝く黄金のツブツブ。
はてこれは何かしら? と思って顔を寄せてみたらナナホシテントウの卵コロニー。
あらかわいい。高倍率マクロ部としては撮らない手はありませんよ奥様。
卵の長さはひとつで1.5mmというところか。
というわけで、その日はカメラを持っていなかったので、
あくる日にベローズとマクロレンズを携えてくる。
しっかり三脚も背負っての重装備。
機材はミニ銀箱に入れてという格好だけはプロみたいだけれども、
仕事とはまったく関係のない装備であった。(仕事中)
まるでフルーツみたいなつやつや感とコーンのような密集具合。
この日は雨が降ったり降らなかったりだったので、
うっすら水気をしたたらせるイケメンを予想させる卵ぶり。
ステレオタイプな表現で恐縮ですが「自然の芸術」だわ。
それにしても普段は屋内で強力なライトのもと、
がっちりと撮影台を組んでマクロをしているわたしとしては、
この野外での高倍率はなかなかにしんどい。
光は思うように回らないし、木の根が当たって三脚は使いにくい。
卵は思ったよりツヤがあってスピードライトを直当てするとピカピカ光りすぎるし…
やっぱりわたしは石屋さんだわ。虫屋さんにはなれない。
自然の中で撮影をこなす虫屋の技術の凄さを思わずにいられない。
それでもこの時期は専門外の被写体でも虫さんたちは魅力的だ。
「虫ども」カテゴリを新たに作ったので、
機会があれば積極的に撮っていきたい。
いつ孵るかはわからないけれども元気でな。
みんな無事に産まれてアブラムシをもりもり食べておくれ。
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[↑密集モノだめな人ごめんなさい(てへぺろ☆)]
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