産地=奈良県虫穴 ⇔2mm
Nikon D90 / bellows / EL-NIKKOR 50mm F4
なんとも不思議なサファイアの結晶。
初めて見た時には日本でもこんなコランダムが出るのか…
という感慨と、もうちょっと大きければ…!
という残念感。
しかしながらいかにも本邦の鉱物らしいひかえめさ。
奈良県は香芝町虫穴の川砂には、今もこんなきれいなサファイアが取れる。
小さいので宝石としての価値はまったくないものの、
マニアとしては興味をそそられないほうがおかしい一品。
川砂をパンニングして1〜2mm程度の砂をゲットすると、
かなりの高確率でこの結晶が混ざっているのだという。
コランダムは三方晶系の構造をしているけれども六角柱状で産出する。
ここらへん、じつはわたくし。よくわかっていない。
ただ、この結晶を見ると三角形の成長線が見える。
そして裏側もまた三角形の成長線がある。
これが重なって六芒星。いわゆるダビデの星みたいな模様が見えてくる。
このままどんどん上下に成長していくと、
あの揚げおかきみたいな六角柱状に成長していくのかしらん?
みたいな感じでユルく想いを馳せている。
この結晶の仕組というのは、鉱物という博物学の中で、文系の好み方。
文系の理解の仕方をしているわたしには少々荷が勝ちすぎる。
そのうち『結晶美術館』で文系にもわかりやすく説明してくれるといいなあ。
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