マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。マクロレンズとヘンなレンズが多いです

蛍石

Fluorite
Nikon D90 / EL-NIKKOR 50mm F2.8
FOV 60mm
アメリカ イリノイ州


石好きの世界には「水晶に始まり水晶に終わる」という言葉がある。
これは石を好きになったきっかけが水晶で、
あれこれ集めているうちに水晶コレクターに落ち着く。という意味だ。
たしかにWEBの石好きさんたちを見ていると、本当のようだ。


しかし、石を好きになるには大きくふたつの派閥がある。
水晶派と蛍石派だ。
いずれもお手頃な値段で手に入りやすく、結晶も美しく色も多様。
わたしが初めて触った標本は水晶だったが、
その後取り付かれたように集めたのは八面体に劈開した蛍石であった。


異論はもちろんだが、水晶はどちらかというとすらりとしたプロポーションで、
コレクターたちは日本刀のような切れ味と透明感を求める。
蛍石はというと四面体の結晶が連続的に続いたものや、
大きくドンと育った立方体を好むようだ。


わたしはというと、水晶のようにすらりとしたものよりも、
蛍石のようにころりとした結晶を好むようだ。
集めている標本を見返すとそんな気がする。
もちろん意識してそうしているわけではない。


意識をして何かテーマをもって集めるようになると、
マニアとしても病膏肓の域に近づいてくる。
世の中には「元素マニア」という派閥もあるとのこと。
金銀銅みたいなメジャーなものはともかく、
単体で元素標本となるといくつかおそろしくハードルの高いものがある。
この日記を読んでいる方ならお分かりいただけるだろう…


ある筋の情報によれば、きわめてハイレベルな鉱物コレクターの
30〜50人にひとりくらいの割合で元素コレクターがいるとのこと。
その人々は世界のあらゆるルートを使って標本を手にする。
とても顕教の世界では書き記せない密教のやりとりがなされている。
と、というウワサです。あくまでウワサ。


もちろんわたしはハイレベルな鉱物コレクターではないので、
該当しないのはいうまでもない。
蛍石というメジャーな石に喜びを見いだせる、
チープでプアないち石オタにすぎない。


それでも、そういう世界があるというのは心躍るものだ。
未知の世界というのはなんであれ興味の対象だから。


Fluorite




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