ほぼマクロ専門のわたしだけれども、
ヘンなレンズがあるとお値段とお財布と相談をする。
もちろん、手に入れたそのすべてが使えるわけではない。
手に入れて笑うことが主とした動機だ。
画質的な意味で使えないものもずいぶんあるし、
物理的に装着できなくて使えないものもある。
リバースマウントすればたいてい使えるものだけれども、
極端に口径が小さかったり大きかったりするとリバースリングがないので使えない。
そもそもフロントにフィルタースレッドが切っていないこともある。
あとは、フランジバックが短かったり長かったりで使えない。ということもある。
このFUJINON-R 1:1.5/200というのもそんなレンズのひとつだ。
焦点距離とF値だけ見るとえらくハイスペックだけれども、
どうやっても無限が出ない。マクロでも合焦しない。
大きさも相まって完全に置物レンズとなっている。
マウントはユニバーサル・マウントのM42。
しかしペンタックスSPに装着しても無限が出ない。
手持ちのベローズとチューブをぜんぶ総動員してもダメ。
これはミラーレス機じゃないとダメだな。
いつか、このレンズのせいでミラーレスを買うことがあるかもしれないと覚悟している。
この画像を見ればそれとわかるのだけれど、
手に入れるまではレフレックスレンズだとはわからなかった。
手に入れたのはオークションサイトであったけれども、説明がなかったのだ。
しかしながら前面の保護ガラスに拭きムラはあるけれども、
カビはなくミラーもピカピカできれい。
200mmでF1.5という明るさを出すにはこれだけの口径が必要なのかとしみじみ。
これを光学ガラスで実現しようとしたら大変なことになるだろうな…
何に使ったのか、いつの時代のものかすらもわからない。
フジノンレンズというのは本当に資料が少ない。
リアキャップには『FUJICA』のロゴがあるけれど、
手持ちのFUJICA資料ではレフレックスレンズの情報すらない。
正直、これを見るまでフジのレフレックス(ミラー)レンズがあることすら知らなかった。
いつか使ってやりたいレンズ筆頭として、タンスの奥で出番を待っている。
この訳の分からないハイスペックで道端の花や、野良猫を激写するのだ。
比較のレンズはMicro Nikkor P-Auto 55mm F3.5
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[↑呼び方はレフレックス派? ミラー派?]
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