向島百花園は職場に向かう途中といえなくもない場所にあり、
ときおりふらりと立ち寄ることがある。
フジなど咲いてないかしらと思ったらもう終わっていて、
しかも園内無料開放日ということで混み混み。
かつ、お花を撮る気まんまんのカメラマンがいっぱい。
カメラが軽いせいか、最近のシニアは女性もデジイチ所持率も高く、
ご年配の女性団体たちがキャッキャウフフとマクロに興じる。
混雑していたが、なかなか楽しもくあった。
たっぷりじいちゃんばあちゃんの観察をして、わたしはタンポポなどしみじみと撮る。
三脚にニコンF系(たぶん)にアングルファインダーとレリーズ装備。
写歴わたしの年齢より上。みたいな方と肩を並べるには気後れする。
あ、シロバナタンポポとかちこっとレアじゃね?
みたいな気持ちでお花マクロも悪くない。
園内にはクマンバチがフジの蜜目当てかぶいぶい飛んでいる。
このまるっとしたハチが人を刺したという話はついぞ聞かないが、
巨体と耳元をかすめる飛翔音に逃げる人も多かった。
かくいうわたしも死角から接近されてブイーンという音を聞かされるのは、怯まざるを得ない。
花マクロの次は虫撮りだ。
マクロ使いとしては植物動物鉱物と、博物一般を撮るのは嗜みだ。
一メートルくらいをぶいぶい飛び回るクマンバチたちを一心不乱に激写。
オートフォーカスはアテにならないし、飛翔中なので置きピンもできない。
こいつはいいマニュアルフォーカスの練習になる。
マクロは180mmもあれば十二分と思っていたのだけれども、
お花や虫どもを撮ろうとすると300mmオーバーも欲しくなるな…
いやいやいや。望遠沼こわい。
年に一回くらいしかしない撮影なのに何考えてるの。
物欲を振り払いファインダーに集中。
写真の楽しみは油断をすると金食い虫になって、
虫撮りどころじゃなくなってしまう。おおこわ。
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[↑そういや手ぶれ補正つきレンズ持ってないな…]
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