マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

ウクライナのシフトレンズ(前編)

PCS ARSAT H 35mm F2.8。という謎のシフトレンズを格安でゲットした。
ウクライナという元共産圏からのお越しで期待大。
PCS ARSAT H 35mm F2.8


じつのところズームレンズで体験したことはあるものの、
35mmという単焦点は初めての体験。
そして、シフトできるベローズは使っているもののレンズ単体で
シフトできるものはこれが初めての初めて尽くし。
PCS ARSAT H 35mm F2.8


シフトするとこれだけ動く。
あんがいノブがスムーズで使いやすい。
PCS ARSAT H 35mm F2.8
PCS ARSAT H 35mm F2.8


マウント側から。
PCS ARSAT H 35mm F2.8
PCS ARSAT H 35mm F2.8
……レンズが黄変していますね。
こいつあγ線がぴるぴる出ている気配。
いわゆるアトムレンズなのでしょう。
さすがはチェルノブイリを有するウクライナ!!(関係ありません)

アトムレンズは今では扱えない光学レンズを使っていて、
今のレンズと較べてもよく写るものが多い。
こいつは期待出来ます。
デジタル一眼であればレンズの黄変による天然イエローフィルターも
オートホワイトバランスで簡単に補正してくれます。


シフトノブは一方向にしか動かないので、
マウントの付け根あたりから360度12分割のクリックでぐりぐり動きます。
この番号が何を意味しているかはわかりませんが、
動かすと窓の番号も動きます。
PCS ARSAT H 35mm F2.8



絞りの形は個体差でしょうけどあまりよくないですね。
画像はF5.6まで絞ってますが、わたしとしてはギリギリ許容範囲です。
ここからさらに絞るたびに絞りの形が非対称になっていきました。
PCS ARSAT H 35mm F2.8


アトムレンズを使っているわりに、コーティングはマルチコートっぽい。
角度によって緑から赤紫の反射を呈します。
レンズ構成のデータなどがないんですけど、
アトムレンズを使っているわりには新しい感じもする。
これを手に入れた業者によると「古いツアイスのレンズを使っているようです
とのこと。ホントですか…?(訝しげな顔)
PCS ARSAT H 35mm F2.8


レンズ外観の写真で長くなりました。
実写レポはまた後編でー





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