マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。ヘンなレンズが多いです

高倍率マクロレンズ

わたしはもともと手持ちの石を撮りたくて、コンデジを買った。
それが当時接写に強いとされた『リコーR10』。
しばらくは満足していたのだけれども、そのうちWEBにあるような写真が撮りたいな。
と思うようになり、一眼レフとタムロンの90mmマクロレンズを購入。
これは文句なく綺麗に撮れたのだけれども、
さらに大きく撮るにはどうしたいいのか?

ここから先が、通常のカメラライフから妙な方向に進み始め、
このブログで紹介するような事態になっていった訳だったりする。

その過程で知った『高倍率マクロ専用レンズ』。
ピントを定めるヘリコイドがなく、絞りだけ。
使うためにはベローズのような機構を付けなくてはならない。
無限遠の写りは考えず、ひたすら基準倍率の写りを追求した、
「マクロしか撮れない」レンズが、その昔あった。

今でも安原製作所が『NANOHA』というフォーサーズ専用のマクロ専用レンズ。
そしてキヤノンが『MP-65』という高性能マクロ専用レンズを出している。
しかし、等倍以上の撮影を単体のレンズでこなせるものは、
もはやレッドデータレンズとなってしまっている。
このふたつのレンズすら、人気レンズとはいいがたい、いわばキワモノ扱いだ。






わたしが古のアーティファクトであるマクロレンズを使うとき。
なんというか神妙な気持ちになってしまうのは、
時代の波に飲まれていずれ消え行く運命なのかもという思いがあるのかもしれない。
が、古代のアーティファクトレンズは、今なお現代のレンズを寄せ付けないスペックを持つ。
四半世紀以上も前の技術者や職人たちが作り上げたオーバースペックは、
いまだ誇らしげにその力を現代に示している。
わたしにできることは、こうしてしみじみとブログに書き、
こつこつと写真を撮っては世に高倍率マクロという世界があることを知らせるだけだ。

Macro lens

上の写真は、いまわたしがメインに使っているマクロレンズ。
赤いラインのMacro-NIKKOR 12cm F6.3。
黄色いラインはMacro-NIKKOR 65mm F4.5
手前の小粒たちはそれぞれオンリパスのRMSマウントのレンズ。
20mm/F3.5と38mm/F3.5。いずれもメイドインジャパンの国産品だ。
おドイツのレンズも使うことがあるけれども、わたしは国産を贔屓してしまう。

黄色いラインのニッコールは、高倍率マクロ沼のヌシというべき方から、
「これはいいものだ」と譲り受けたもの。
ローレットの目が細かい初期型マクロニッコール。
超かわいい。

現行の60mmのマイクロニッコール。
確かな実力を持つ引き伸ばしレンズ、EL-NIKKORの63mm。
そしてこのマクロニッコールの65mm。
ニコンの60mm台のレンズには細部を覗くための神が住んでいるとしか思えない。

Macro-NIKKOR 65mm F4.5

PB-6に延長ベローズPB-6Eをつけ、400mmもベローズを伸ばす。
そこにこのレンズをつけて撮影をするとどうだろう。
何事もなく解像する脅威のベローズ延長耐性。
やったことがある人であればご存知かと思うが、
ベローズを伸ばして高倍率マクロをすると、そこらのレンズでは
解像力がみるみる失われていく。

ところがこのレンズにはそれがない。
さすがは600mmのベローズを持つニコンの大型マクロ写真装置、
『マルチフォト』の使用のために作られたマクロレンズ。
民生用のベローズではどんなに無茶をしてもしれっと仕事をこなす。
頼もしいことこの上ない。

Macro-NIKKOR&MULTIPHOT catalog

「兄者、いつかはこの“まるちほと”に乗ってみたいですね」
「弟よ、無理をいうでない。わが主の城にはこのような巨兵が入るはずもない」
「…わかっているよ。でも、いつかは散り散りになった青と白たちといっしょに透過照明で石を撮りたいね」
「ああ、そのときはリバキューンミラーの襟巻きもつけたいな」
「ホント!? 兄弟全員分だよ!!」
「マクロセツゾクリングとタイブツリングも全員分だ」
「やった! やった!!」

写真を撮っててそんな幻聴が聞こえてくる。
ごめんなさい。マルチフォトもリバキューンミラーも見たことすらないです…



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[↑オリンパスのマクロ兄弟からも声が聞こえる…]



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