マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。ヘンなレンズが多いです

FUJINON-TV 25mm F0.85 アトムレンズ

FUJINON-TV 1:0.85/25


あやしいフジノン。
その名もFUJINON-TV 1:0.85/25。
Cマウントの産業用ハイスピードレンズ。

フジが出しているこの手のレンズは正確な資料がなく、
そのすべてを『あやしい』と表現するしかない。
いまだに何だかよくわからないフジノンはいくらでもあり、
それをしみじみと集めているのは、実力と資料が確かな産廃ニッコールに比べ、
なんというかこう枯れた感じがしてひそかに気に入っている。

もちろんペンタQではマウントアダプタを使い、実用可能だ。
実写作例もそのうち出したいので、少々お待ちください。

そしてこのレンズ。あやしいあやしいと思っていたら、
前玉のひとつ後ろがかなり褐色になっている。
これはと思い、エステーのエアカウンターを乗せてみると、
やっぱり出てるγ線。
その数値は4.12μSv/hというなかなかのもの。

トリウムを使った放射能レンズはPENTAXの古い50/1.4タクマーが有名で、
その描写の鋭さもまた有名であった。
どういう理由かは知らないけれども、トリウムガラスを使うと明るく、
写りのいいレンズが作れるというので、1970年代あたりによく使われた。

しかし、自ら出す放射線によってガラスが黄変。褐変することがわかり、
さらに放射性物質の危険性や始末に困る原材料の問題などで、
徐々に使われなくなっていった。
鉛ガラスなどもエコロジーの観点から今は使われていない。
今では使うことができない硝材のひとつだ。

放射能レンズ。
トリウムレンズ。
アトムレンズ。
海外だとラジオアクティブレンズなどとも呼ぶらしい。

数センチも離れれば被曝の心配はほとんどないので、
わたしは気にせず使わせてもらっています。
レンズという安定した形の放射性物質よりも、
欠けて体内に入る可能性のある放射性鉱物標本のほうがよほど気を使います。

レンズの変色もデジタルホワイトバランスでかんたん解決。
今では新品を手に入れることができない禁じられた遊びは超楽しい。


FUJINON-TV 1:0.85/25





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[↑アトムレンズの変色は日光浴させると改善するらしいですね]