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マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。ヘンなレンズが多いです

ベラクルス・アメジスト

Amethyst

FoV=32mm D610/Bellows/Macro-NIKKOR 12cm F6.3

 

世界各地で取れるアメジストの中でも、五本の指に入るとされている
メキシコはベラクルス産のアメジスト。
といってもこの標本は高いものではなく、子供のおこずかいで買える。

ベラクルスの何が美しいかというと、長めに成長する端正な結晶と透明度。
そして美しい紫色ではないかと。

数ある透明な石の中でもアメジストは撮るのが難しい。
いまだアメジストを見たままに撮れたことがなく、
実物の美しさを画像に留めておけずにいる。
こんなことを書くと、他の石は美しく撮れていると思われそうだけど、
アメジストは何かが違うのだ。
明確に、実物と写真では美しさが違う。

 

 

Amethyst

FoV=33mm D610/Bellows/Macro-NIKKOR 12cm F6.3

 

照明の角度を変えたり、背景を変えたり。
露出を変えたりで百枚近く撮ってもしっくりこない。
何がいけないのかよくわからない。
アメジストは比較的安価に手に入る中では、
値段を超える鑑賞価値がある。
しかし撮影の難易度ではトップクラスだ。 

 

 

Amethyst

FoV=4mm D610/Bellows/Mitutoyo Plan APO 5

 

けれども面白いことに、高倍率のマクロだと色味がよくなる。
一部分だけを切り取り、色のむらが出にくくなるのかもしれない。
こんなときわたしが惚れるのは、結晶の形の美しさではなく、
結晶内部のインクルージョンやクラックだ。
いちばん嬉しくなるのはネガティブクリスタル。
いわゆる“負晶”を見つけたとき。

完璧さを損ねるこれらのものが、
拡大撮影においては何よりの眉目秀麗。
風光明媚な景色となる。
不完全でいてくれてありがとうと結晶に一礼。

 

 

Amethyst

 

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[↑完全フローレスな透明結晶って撮りにくいよ!!]