マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

アードベッグ10年

Ardbeg


ウイスキーというか蒸留酒が大好きで、よく飲んでいます。
その中でもスコッチ。シングルモルトが大好きで、
さらにシングルモルトの中でも一番好きなのは『タリスカー』というお酒。
アードベッグは十年ものを数十年前に飲んでから、嫌いではないものの
わたしには少々香りが強いかなと飲まずにいた一本。
どうせクセのある酒を飲むのであればラフロイグに行く。
そんな感じで遠ざかっていた酒のひとつだ。

ひさしぶりに飲んだアードベッグ10Yはクセがあるものの丸く、
ヨード臭は記憶よりもこなれて味に深みと爽快感がある。
46%というアルコール度数の高さくる刺激はあいかわらずだけれども、
飲んですぐに感じるうまみがたくましい。

はてこれほど記憶と違うとはと調べてみたら、
アードベッグは80年代初頭、すでに閉鎖をしていて、
1997年にグレンモーレンジの買収されて復活することとなったらしい。
80年台後半には散発的に仕込みが行なわれていたらしいが、
いま飲んでいるものは確実に2000年以降のものなのだろう。

おそらく、昔飲んだものは旧アードベッグのもので、
現在のものは2000年以降の新しいものだと思われる。

とかく古いもののほうが好ましい。
などと思われるウイスキーの世界だけれども、
アードベッグ10Yに関してはいまのほうがわたしは好みだ。
甘い麦芽の香りとヨード臭。
粗暴スレスレの中で優しく甘い風味がある。
これはグレンモーレンジの血のなせる技か。

ストレート。ロック。ハイボールで飲んでみたけれども、
抜群にストレートがいい。
ロックは氷で薄まるとパンチが弱くなり、
ハイボールに至っては香りばかりがきつく感じて、
アルコール度数が少ないので飲みくちが弱いためギャップがある。

あくまで個人の感想ではあるものの、
個性的なモルトはストレートが一番だと思う。
これがタリスカーのような荒くもあるがバランスが完璧なモルトだと、
ソーダ割りにも対応してみせるのだけれども。

蒸留酒はいろんな個性があっていい。
優等生ばかりでは刺激が足りない。

というわけでしばらく晩酌に退屈せずに済む。
個性的なすべてのモルトに乾杯。


Ardbeg





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[↑でも30年モノのアードベックは一度飲んでみたいですねえ…]


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