デジタルで高倍率のマクロ撮影はずいぶん手軽になった。
どれくらい手軽かというと、わたしのようなアマチュアでも手を出せるくらい。
フィルム時代の高倍率マクロ撮影は、それこそ職人技。
わたしも少しは過日の苦労を知っておこうと、フィルムを使って諭吉ベンチ。
使ったカメラはF3。
フィルムはフジのSUPERIA PREMIUM 400。
使用したレンズはライツのマクロレンズ。
フォタール25/2.5をF5.6まで絞り込んで。
ニコンPB-6にPB-6Eの延長ベローズまで使い、
光源はハロゲンファイバー。
デジタルデュープにはD610にフィルム時代のアクセサリー。
スライドコピアPS-4を使用。
F3のスポット測光に近いとされるTTL露出を信じ、
カメラ本体の露出に従い、ミラーアップとケーブルレリーズを使う。
かつてこれほど緊張した撮影はなかった。
露出倍数の計算がよくわからなかったので、F3の露出に頼った以外、
あとはデジタルで培った撮影カンがある。
現像から上がってきたネガには、わたしが思っていたよりまともな
一万円のホログラフが写っていた。
スナップを撮ったついでに思いついたので、ISO感度400のネガフィルムであったが、
いずれはリバーサル。ベルビアの100でも撮ってみたい。
リバーサルの狭い露出幅でうまく撮ることができれば、
何か自分の中で自信になるのでは、と思う。
今回の撮影でもっともいい体験は、マクロというよりも、
F3の露出の正確さだったのかもしれない。
デュープが面倒でブログにはあまり上げていないけれども、
フィルムで撮った写真も上げていきたい。
という思いも込めて『フィルム写真』のカテゴリーも追加。
[↑中判大判で高倍率? いやそこまではとてもとても…]
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