仏壇にお供えしていたイチゴが、一週間経ってもつやつや。
はて、ずいぶん痛みの遅いイチゴ…とウラを返したらそこにいた。
普段であればカビたものなどレンズによくないと、速攻でゴミ箱行きだ。
だが、今日はなんとなく高倍率でカビを観察したい気分だった。
しかし平面なシャーレに培養したものでないカビのこと。
凸凹したイチゴの表面に生えたカビだ。
高倍率ではピンがこない。
かといってスライドガラスの上に潰してしまってはカビの形が崩れてしまう。
こんなときに必要なものが深度合成だ。
D610/OPTIPHOT/NIKON M plan10
ちいさなタネひとつぶをオプチフォトでじっくり観察のち撮影。
じつにキモい。カビどもは毛細血管みたいなんですねえ…
顕微鏡の微動装置は使いやすく、深度合成にはもってこいだ。
いつもはレタッチでお直しするのだけれども、
画面右端の破線状のものを見て欲しい。
深度合成をするとこうしたノイズがよく出てくるのだ。
このつぶつぶのノイズが等間隔に、数多く整列しているのが
うまい“積み”といっていい。
この写真は48枚ほど、ピントを少しずつずらして撮影をしている。
そのピンがきている場所だけをソフトで一枚の画像にするのが、
深度合成というテクニックだ。写真家の方はデプスと呼ぶ方も多い。
この深度合成に使うソフトはいくつかある。
有名なのは完全無料のフリーソフトである『CombineZM(ZP)』。
フォトグラファーの大半が使っているであろう『Photoshop(ただしCS4以降)』。
有料だけれども高機能な『ZereneStacker』や『Helicon Focus』などがある。
最近ではオリンパスのコンパクトデジタルカメラに搭載されて話題になった。
どのソフトも一長一短あり、どれがいいかは人による。
わたしは無料の『Combine』から入り、そのうち『Photoshop』だと
jpgではなくRAWで合成できるのでこれに移行し、
現在では『ZereneStacker』におちついている。
いずれ、ここらへんの使い心地もまとめて書きたいんだれけれども、
手間なのでずっとのびのびのになっている。
深度合成のおかけで、カビの菌糸もくっきり見ることができる。
できることならもう少しうまく撮影したいけれど、
まだまだ修行が足りない。
おまけ:菌のやつはわたしの思った以上に深くイチゴを食い荒らしていましたとさ。
[↑寒天培地でカビを培養して顕微鏡で観察してみたい]
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