マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

曙光石の標本

Eosphorite

D610/Bellows/Macro-NIKKOR 1:4.5 f=65mm

FoV=21mm

Ilha claim Taquaral, Itinga

Minas Geerais, Brazil

 

エオスフォライトは和名をエオスフォル石。ということもあるけれど、
『あけぼの石』『曙光石』と呼ばれることもある。
鉱物名は石の美しさにかかわると考えている身としては、
曙光石という呼び方をプッシュしていきたい。
…といいたいところだれけども、エオスという言葉はギリシア神話に登場する
暁の女神エオスから取られている。
学名、和名ともに美しい石で、わたしの好きな石では五本の指に入る。

 

あまり大きな結晶が産出されず、大きい物はマニア向けにカットされる。
この標本は花弁状に結晶して、パッと見あまりきれいではない。
ルースではもう少しピンクとオレンジがかった、
蓮の花のような色のを持っているのだけれども、
鉱物標本としてはあまりいい色が出まわらない。
いつかこの花弁状の結晶すべてが、あけぼの色の良品を手に入れたい。 

 

それでも高倍率マクロで撮ると端正な姿が伺える。

茶色と黄色が混ざったハチミツのような色であるけれども、

見飽きないお姿をしていらっしゃる。

花弁状に広がる重なりあった結晶は、構図がなかなか難しいが
観察のしがいがあるといえなくもない。

 

Eosphorite

D610/Bellows/Mitutoyo ×5
FoV=5mm
Ilha claim Taquaral, Itinga
Minas Geerais, Brazil

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[↑曙光石のルースはまだ見せてあげない]

『枕草子』の歴史学 春は曙の謎を解く (朝日選書)

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