マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

2016年秋 北海道ツーリング四日目

 

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北海道ツーリングも四日目に入った。
朝起きると、窓から宿の人がアメリカンバイクを洗っているのが見えた。

20160919

この時期の北海道ライダーは、乗れるだけ乗っておかなくては。
できるだけきれいな姿で乗らなくてはという気持ちが伝わってくる。

 

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この宿では旅を通して初めてのひとり部屋だった。
ゆっくりできたものの、少しさみしい気もするが、
わたしにはステイッチがいるから大丈夫だ。

さらば旭川。ちなみに画面左端にある『ユーカラ』という店は、
きっとアイヌ民族衣装を身にまとったアイヌの人々が経営している…
と思っていたのだが、比較的最近できた居酒屋ということで夢破れた。
アイヌ料理を食べてヒンナしたかった。

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旭川にはナナカマドの街路樹が赤い実をたたわに実らせ、盛りを迎えていた。
9月半ばの北海道もいいものだ。

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向かうは北海道最大の都市、札幌。
そこまでの道をそこそこいい天気で調子よく進む。

道の駅ではりんごジュースをいただいた。
こういう100%果汁の濁ったりんごジュースに眼がなくて…

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まだ来ていなかったのが、北海道ライダーの給油所『ホクレン』だ。

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ここでは『ホクレンフラッグ』という旗が売っており、
これをすべて集めたライダーは願いが叶うといわれているかもしれない。
わたしの記憶では五種類だと思っていたのだけれども、
あとで調べたら四種類の間違いであった。

いずれにせよ、たかだか三日間の北海道滞在ではすべてを集めることなど不可能だ。
レッドフラッグをスティッチに持ってもらって先を急ぐ。

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思いもつかないことが起こるのが北海道の道路。
何か道に茶色い謎の枯れ葉のようなものが散っていると思ったら、
前をいくトラックが満載しているタマネギが風圧で皮を散らしていた。

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これが北海道かと感心しながらタマネギの皮の洗礼を受けていたのだが、
そのうち煩わしくなったので抜き去らせてもらった。
どうかおいしく食べてもらえるようにと一礼をして。

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大都市札幌に到着。

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この日は旭川と同じく食フェスがやっていたが、
人がすごかったのと、微妙な雨のためわたしたちは回避。
地下に潜って、寺田くんのオススメする。
そしてかつて雨野氏が寺田くんにオススメした焼きそば屋に入った。

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うーんこの男の子センサーばりばりの予感。
わたしはBセットランチに焼肉をトッピングした。
ここで、わたしのバイクにカギをつけっぱなしだったことに気づき、
食券を渡してからダッシュしたのは抜群に秘密だ。
ギリギリ提供に間に合ったぞ。

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ここのやきそばには味がついていない。
食卓にある調味料の数々で自分だけのやきそばを作る。
これまた男の子センサーが働きそうな感じだ。
わたしはオススメだったゴマ酢醤油とマヨネーズで食べた。

一言、おいしい。
札幌にきたらまた食べたい。これがおいしく感じるうちは、
わたしもまだまだ元気だということだ(量が多い)
なお、プロは麺をマシマシにする。最大級大盛りの名前は「これでもくらえ!」…
TRPG者としては「TTYF」。すなわち「take that you fiend!」を思い出してしまう。
そして同時に中学の英語のテストのとき「大きいことはいいことです」の英訳を
「bigger is better」としてバツをいただいたこともセット思い出す。なぜ間違えにした。

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店を出るとそこにはマリオがカートに乗っていた。

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しかし、こんなことでは驚かない。
写真こそ無いが、なぜなら留萌のオロロンラインでルイージカートとすれ違ったからだ。
この短い滞在期間に二台のマリオカートを見たのだから、
この風景はドーミントロールたちにとって日常の風景に違いない。
統計的に考えてもそうでなくてはつじつまが合わない。

この後、二時間ばかり自由行動ということで、寺田くんと別行動。
ならばとわたしは裏の北海道テーマを追い求めた。
そう、野良猫との遭遇だ。

ネット情報によると、すすきのの風俗街にある路地飲み屋あたりには多い、とのこと。
旅行二日目から具合のよくないグーグルマップを頼りに、
カメラを持ったわたしがすすきの風俗街をやぶにらみに歩く。じつに外聞がよくない。

しかしそのかいあってニャンを発見!!

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猫様ーッ! 俺だーッッッ!!

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目線いただきました! 目線いただきました!!

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もう思い残すことはない。
すすきのに消える猫様を見送り、わたしもすすきのを後にした。

この後は町をぶらぶら写真を撮って回る。

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いろいろと珍しいものが町中にあったのだが、わたしは地下街に広がるダンジョンで
『てもみん』で疲れた身体をもみまくってもらった。
しかし、順番待ちがあり、待ち合わせ時間に確実に間に合わない。
寺田くんには少し遅れてしまう旨を連絡を入れた。
すると快く自由時間延長をOKしてくれた。
北海道の雄大さは寺田くんの心も雄大にした。すごい。

三十分オーバーで寺田くんと合流。
寺田くんは『水曜どうでしょう』でおなじみ北海道TVの塔を攻略していたという。
戦利品はどうでしょうグッズとのこと。
わたしはダンジョン。寺田くんは塔か。まるでRPGのようだ。

じつは札幌到着のとき、謎の電話着信が寺田くんのスマホに入っていた。
その内容は、

「台風が近づいているので出港が早くなった。ついては二時間早くこっちにきてほしい」

というものであった。そんなことがあるのか。

それでも時間にかなり余裕をもたせていたので、時間調整の必要があるくらいだった。
われわれは時間調整の地として新千歳空港を目指した。

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新千歳空港ではわたしが多少駐輪に手間取ったが、係員の人がやさしい対応で救われた。
北海道ではみんな旅人とライダーにやさしい。

空港ならば多少割高だが、北海道の主要土産がすべて揃っている。
あまり土産という概念を持たないわたしだが、
忙しいところに休みをもらった事務所のみんなや、
親族などに何かを買っていこうという気になる。

わたしが選んだものは『マルセイバターサンド』。
これを必要と思えるだけ買い求め、あとは六花亭のチョコと白い恋人ブラックだ。
いくらメットインのあるスクーターとはいえ、バイクにはもう搭載の余裕がない。
クロネコの宅配で自宅まで送る。
バターサンドは25℃になると溶けるからということで、クール便でだ。
気がついたら土産関連で諭吉が飛んでいた。おそるべき新千歳空港…
買わなかったが松茸とかも売っていたし、財布にきびしい。

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おなかが減ったので、フードコートでジンギス丼をいただく。
ラム肉が柔らかくてじつにおいしい。そろそろ寒くなってきたので、七味多めだ。

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新千歳から苫小牧のフェリーへは三十分程度だ。
その途中。まだ空港の敷地といっていい道路のしげみで何かが光った。

シカだ。

動物飛び出しは怖いが、最後の最後にいいものを見た。
まだ若い牝鹿だった。クルマやバイクに気をつけてな。

フェリーが出る港にもっとも近いセイコーマートで最終時間調整。
お腹いっぱいなのだけれども、わたしはここで隠しミッションをいただく。クリアする。
セイコマの100円スパゲッテイをいただくことだ。

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『チキンたっぷりペペロンチーノ』は本当にチキンたっぷりだった。
これが100円とはすごい、すごすぎる。

その後、店員さんといろいろ話しているうちに、
セイコーマートのクラブカードにまで入会してしまう。
最後の買い物から二年経つとポイントが「徐々に」減ってしまうので、
できれば二年以内に北海道に来る理由ができたぞ。
なお、ポイントを貯めるとカタログからいろんなグッズや洗剤などがもらえる。
なんだろうこの温かい気持ちは…

 

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あの有名な『さんふらわあ』に乗り込む。
ちょっと前に火事で大炎上したというのは禁句だ。

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もちろん行き先のタグもある。
フェリー最下層まで降りてバイクを預かってもらい、客室へ。
正直この『さんふらわあ』は行きの船に比べるとやや小さい。
しかし二段ベッドではなく広めできれいな客室で、窓際にはテーブルとイスがあった。

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フェリーの風呂に入ると礼節に乗っ取り駆けつけ三杯。
1.5リットルのビールをいただいて、すこんと眠りに落ちる。
さらば北海道。また来るぞ。

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走行距離 : Google Mapの具合が悪く計測不能。

 

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ツーリングマップル 北海道 2016 (ツーリング 地図 | マップル)

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