ズノーのDマウントシネレンズは美しい。
とくにエルモ8用に作られたF1.1シリーズはシルバーの鏡筒がプラチナのようだ。
そう思って集めていくうちに仲間たちが集まってきたので家族写真。
左から13mm、38mm、6.5mmとなる。
金属とガラスで作られたお姿はただただ美しい。
操作する指先にうっすら感じる絞りや距離環の文字すら格調高い。
なぜズノーが人気なのかは触れて初めてわかる気がした。
これらDマウントを集めたときは完全に趣味で、フランジバックが短すぎ無限遠で実用ができなかった。
しかしペンタックスQの出現で、これらレンズを遊べるようになる。
この一点において、ペンタックスQには産まれてきてくれてありがとうだ。
もちろん謝辞はDマウントアダプターを作ったすべての会社にも捧げられるべきだ。
F1.9のタイプも手元に揃ってきた。6.5mmもいたはずなのだけれども、
どこかふらりと散歩しているのか、集合写真に間に合わず。
シネズノーにはゼブラ柄F1.4のバージョンもあるのだけれども、
こちらはなぜか縁がなくわが家に寄り付いてくれていない。玉数が少ないようだ。
わたしも気長に待つことに慣れてきたので焦りはしない。
最後のときを一緒に過ごせれば…と、なぜか思い詰めてしまう。
後玉をひかえめに隠して全員で一枚。
なかなか専用のものがなく、あっても高いDマウントリアキャップ。
基本的に8mmカメラはレンズはターレットにつけっぱなしで、
リアキャップが必要になるシーンがあまりない。
そのせいか現存する純正キャップは数が少ない。
Dマウント者であればご存知の方も多いと思うけれど、
トーコネ(旧:東洋コネクター)から出ているM-Cポリキャップが、
Dマウントレンズのおしりにジャストフィットというのは奇跡に近い。
多少全長が長いため、わたしはニッパーで長さを詰めている。
よく見ると平行が取れていないのはその手作業のためだ。
トーコネのポリキャップはアマゾンで取扱いがあり、
送料のほうが高いが、まともに買うより抜群に安い。しかも一袋で十個も入っている。
送料は高いが、まとめ買いすれば気にならない。わたしは三袋買ったけれど、
もっと買っておくべきだったと思っている。
レンズ中には微妙にゆるめのものがあったりするが、そこはポリキャップ。
ライターの火で炙って溶けたところを金属板などに当てて転がし、内寸を詰める。
すると絶妙な加減でジャストフィットするという寸法だ。
ネジ式のものより、こういうはめ込み式のほうが気軽というアドバンテージもあり、
わが家のDマウントたちの基本装備となっている。
カジュアルで部屋着としてはかなり気に入っていると、レンズもそういっている。
[↑F1.9シリーズは机大放置だったのでホコリがヾ(:3ノシヾ)ノ゙]