マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

フェザーの剃刀『サムライエッジ』がすごくいい

FEATHER Samrai Edge

二年くらい安全剃刀はフェザーの『サムライエッジ』というのを使っている。
それまでは薬局で売っているジレットの『フュージョン』という電動するカミソリを使っていたのだけれども、
日本製でえらく刃の持ちがいい、という評判だったので乗り換えた。
これが噂に違わぬ耐久性で、以来愛用している。

最新の剃刀は五枚刃で、水に溶けるスムーサーや電池でヘッドが振動するという盛り具合。
『フュージョン』がまさにそれで、さらにヒゲトリマーという一枚刃がヘッドを返すとついている。これは眉のきわやヒゲのきわなどを整えるのに役立つ。
わたしは『フュージョン』を数年使っていたのだけれども、剃り心地に不満はなかった。
ホテルの二枚刃などでヒゲなどをあたるとカミソリ負けするのだれども、
『フュージョン』にはそれが起こらなくて満足だった。

ただし『フュージョン』はかなり刃の耐久寿命が短い。
一月もするともうヒゲにひっかかりを感じるのだ。

『サムライエッジ』は三枚刃だし、とくにハイテクな感じもしなかったのだけど、
『フュージョン』よりも安かった。まあお試しという具合だったのだけれども、
切れ味は『フュージョン』と遜色ない。いや、もうわずかに『サムライエッジ』のほうが切れる。
さらに耐久性は感覚的に三倍以上だった。

とにかく欠点がなく安く耐久性がある剃刀だ。
欠点を粗探しするのであれば、そこいらのドラッグストアに置いていないこと。
切れ味が持続しすぎるので交換時期がよくわからないということだ。

 

FEATHER Samrai Edge

わたしは『サムライエッジ』の交換時期をおおよそ三ヶ月くらいで考えている。
実際に使おうと思えばもって使える気もするのだけれども、
浴室におきっぱなしだと刃とステーのすきまにサビがうっすら出てくるのだ。

というわけで、三ヶ月使い込んだブレードの様子と、新品のブレードを顕微鏡撮影してみた。

↓毎日三ヶ月間使用した『サムライエッジ』

FEATHER Samrai Edge(After three months use)

 

↓新品おろしたての『サムライエッジ』

FEATHER Samrai Edge(Brand new)

FoV=1.8mm
D610/OPTIPHOT/NIKON M plan 20 0.4 210/0

 

カメラの設定は同じなのだけれども、露出の出方が微妙に違っている。
使用後のブレードのほうがより光を反射するので、明るく写りがちだ。

写真を見ると、剃刀のブレード角度は三段階に分かれている。
刃先に近づくにつれ、エッジ角はきつくなっている。
写真の長編はおおよそ1.8mmなので、ざっくり先端部のエッジの長さの目測は0.05mmほどだ。
その手前のエッジ角の長さは0.25mmほどか。
ブレードを横から見るとこうなる。

f:id:siro_yagi:20170111215504j:plain

刃物というのはこの先端部が丸くなると切れなくなってくる。
すると先端部を研ぎ直したりするのだけれど、ここはもっとも摩耗する場所だ。
包丁やナイフなどは先端のリタッチだけでなく、定期的に全体のベベル角を研いで付け直す。

f:id:siro_yagi:20170111220512j:plain

使用後と使用前の先端部のブレード長に注目してほしい。
撮影の倍率はまったく変わっていない。
0.05mmのマイクロブレードのところは、ほとんど摩耗していないのだ。

さすがに三ヶ月使ううちに、ブレード表面は摩耗してツルツルになっているが、
このサイズのブレードがまったく摩耗していないのは驚異的だ。

他の剃刀もしばらく使ったものと新品の比較もしてみたい。
そうでないと正しい比較にならないからだ。
ただし、今回の観察でなんとなく『サムライエッジ』の耐久性の謎が解けた気がする。

これからも長く使っていきたい。
けど、いずれ使うと購入した替え刃セットの封がなかなか切られず、
うれしいような悲しいような複雑な気持ちだ。

FEATHER Samrai Edge

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