WEBで知り合った友達と山梨県の山中でキノコ狩りオフ。実は去年も行っていて、そのときは毒キノコばかりで持ち帰るものがなかった。今回はそのリベンジである。
今回の収穫は上記写真のコガネヤマドリタケ。これが十数本ほど。あとはイグチ類をほんの少しだけ。今回わたしはキノコをもらって帰らなかったが、あとでやっぱり一本もらって帰るべきだったかなあと、少しだけ後悔。
山に生えるキノコを撮るのは難しい。上の写真は母岩つき(?)を目線の高さまで持ち上げてくれたから撮れたけれども、基本キノコはじめっとした地面に這いつくばって撮る。持っていったヤマケイの『日本のきのこ』図鑑の写真のすごさを感じることとなる。この図鑑の写真の多くは中判カメラで撮られている。もちろんフィルムだ。信じられないクォリティだ。
写真にはないが、チチタケの一種であるツチカブリが大量に生えていた。毒キノコ(辛くて食べられない)である。だが、口に含んで飲み込まずに吐き出せば問題なさそうということで、味も見ておこうということに…辛い! しびれる!! その場にいたメンバーとゲラゲラ笑いながらキノコを吐き出すのであった。もしかしたら、何か毒がキマっていたのかもしれないけれども、わたしは元気です。
山道のあいまに流れる沢。その川底にキラキラ光る何かがあったので、これは金雲母ではとひとすくい持ち帰る。これがわたしの山の収穫であった。自宅に帰って乾燥させ、顕微鏡で撮影してみる。
山梨県 甲州市 塩山の沢にて採取
FoV=3mm
D610/OPTIPHOT/BD Plan 10 DIC
1mmほどの金雲母であったが、検鏡するとかさぶた状の面が見える。上流をたどれば立派な標本があるかもしれないが、わたしにはムリだ。こうして沢に流れてきたものを顕微鏡で眺めるのが似合っている。いい色だなあ。
キノコの収穫は今ひとつであったが、山歩きとしては楽しい一日であった。いずれは鉱物採集にもトライしてみたいが、年々衰えていくわたしの体力のほうが問題だ(今回真っ先にへばった人)。
[↑帰りは皆でほうとう食べて帰りました]
- 作者: 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄,保坂健太郎・細矢剛・長澤栄史,青木孝之・内田正宏・前川二太郎・吉見昭一・横山和正,伊沢正名・木原浩・菅原光二・水野仲彦
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- メディア: 大型本
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