マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

マクロセツゾクリング

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マクロセツゾクリングはNIKONの拡大撮影装置『マルチフォト』にマクロニッコールを接続するためのアダプタです。
マクロニッコールだけではなく、EL-NIKKORなど引き伸ばしレンズ規格であるM39のネジマウントをFマウントにするためのアダプタで、Fマウントで拡大撮影をしようとするとこの規格のアダプタが必須となります。
もちろん無限遠は出ません。


とはいえこのマクロセツゾクリング。とっくに廃盤なうえ、特殊需要であったためあまり出回らず、かつ本体に『NIKON』のロゴがないという変わり者。
たいていのニコン製品は「ロゴがあって当たり前」で、どんな細かいアクセサリでもロゴが入っています。
それもあって「知る人ぞ知る」ニコンメイドアクセサリーとなっています。


もっとも今では先人たちのおかげでその存在も密教というほどではなく、また代替品のM39→Fマウントのアダプタも比較的簡単にWEBで入手できるようになりました。
わたしもはじめはこのマクロセツゾクリングではなく、中国製のペラペラなアダプタを使ってベローズに接続していました。
写りの結果には影響するとは思えないので、これを使うのは自己満足に近いです。
ただし、堅牢さはあらゆるアダプタでも抜群です。手に入れられるなら一枚は持っておくべきでしょう。


時代によっていくつかの種類があるようですが、わたしの持っているタイプは古いタイプ。
まず箱がボール紙にラベルシールという簡単なもので、背面のネジがプラスで三箇所固定です。
新しいものですと箱のラベルシールにバーコードが入り、背面のネジがマイナスで六箇所となります。
もっと細かい分類もあるようですが、わたしの知るかぎり本体の仕様はほとんど変わりません。


写りには影響しなくとも、マクロニッコールはこのアダプタにジャストフィット。
写りを超えたよろこびをレンズが感じているのがわかりますな。
「ふだんは中国産のペラペラなアダプタでもいいけど、たまにはメイドインニコンのアダプタで頼みます」
マクロニッコールを使うたびに、そんなことをいわれている気がしたのでわたしも入手したのだ。
誰がみても頬を赤く染めて喜んでいるのがわかるだろう。


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