マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

イエロッシュオレンジダイヤモンド

Untitled
Size:0.078ct/2.8mm
Nikon D90 / bellows / Summar f=8cm


非石オタに「ダイヤ持ってます」と口を滑らした途端。
「お金持ちなんですね」
みたいな展開になってしまってニンともカンともいえない気分になる。
われわれみたいな者にはお馴染みの展開ですね。


標本者にとっては母岩付きなどの条件がハードルの高いダイヤですが、
ルース者であればわりかしお手軽な存在。
0.1ct未満であればお小遣い程度でそれなりのものが買える。


こと、ファンシーカラーであれば選択の幅が広がり、
上記のような黄色系、茶色系はかなりお手頃。
このクラリティはSI-2と宝飾用としてはギリのところだが、
「ひとつくらいはダイヤをもっておきたい」
という程度の興味であれば所有欲は満たされる。


ちなみにこの石はナチュラルで、
まだまだ加熱によって綺麗になる余地が残されている。
そこを加熱や放射線照射などせずに楽しむのがマニアの妄想道。


ダイヤをこじらせるとここより先は修羅の道だ。
小粒でもいいからクラリティの高いもの。
クラリティは低くてもいいから大粒のもの。
カットにもあれこれこだわり始めてコレクションBOXはダイヤ粒だらけになっていく。


そして終いには同じサイズの同じカットのダイヤを集め、
微妙な色の違うものを集めてカラーチャートを作り始める。
ダイヤ沼は石マニアのもっとも深く険しい沼だ。
わたしは微妙なレア石が好きなのでこの沼には、
あまり近づかないようにしている。


与太話として聞いて欲しい。
この10年くらいWEBの石マニアさんのサイトやブログを見てきたけれど、
どういうわけかダイヤのカラーチャートを完成させると、
しばらくしてサイトが放置されていき、
そのうち自然消滅する…というのを見てきている。
コレクションを極めたか、さらに深い沼へと落ちていったのか。
真相はわからない。


宝石の王、ダイヤモンドにはちいさくても魔力がある。
そんなことを思わずにはいられない。




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