母がお浄土に旅立って、今まで見舞いに行っていた休日がぽっかり空く。
いや、休日なんだからぽっかり空いているのが普通なのだけれども、
というわけで一日完全にオフなので上野動物園。
60/2.8Gのマイクロニッコールと、Ais200/4のマイクロニッコール。
そして買ったはいいが一度試写して放置していた二倍テレコンTC-200 2Xも持っていく。
すると、400mmはさすがに長くアップしか撮れない。
かといって60mmでは短すぎる。
割りきって接写気分で動物園を歩くのだけれども、これが楽しい。
ピーカンだったのでISOを1000前後にして、
F8あたりでも高速シャッターを切れるようにする。
ブレた低ISO写真よりもブレない高ISO写真というのが、
ようやくわたしの中で許容できるようになってきた。
じつは凶暴とウワサのコビトカバさん。
赤い汗をぷちぷち浮かび上がらせての日光浴。
思いのほかアップがキモいとわたしの中で評判。
接写するとじつはキモいシリーズ二弾。タンチョウヅルの丹頂。
細かいトサカ状のものが赤かったのか…
てっきり羽毛が赤いのだとばかり思っていた。
ゴーヤの表面みたいにゴツゴツかつ肉々しい質感がやはりキモい。
ぼくらのダンディバード。ハシビロコウさん。
周囲は白レンズを持った老人グルービーがとりまいている。
ニッコールを持つわたしは遠間から一枚。
お水飲んでました。
名前がよくわからなかった鶴的な鳥。
くちばしがケバ立っていて心配になるが、
あれは自然と皮がむけるものなのだろうか。
フラミンゴのグルーミング。
目つきの怖くない鳥というのはこの世に存在しないものか。
あくびしている子ペンギン。
ペンギンの目つきはまだマシだけれども、
通常時の目はやはり虚無的なホラーを感じざるを得ない。
オオワシさん。
この鳥は昔、ヒザに銃弾を受けて飛べなくなったので(文学的表現)
上野動物園が保護しているのだという。
こんな巨大な鳥が飛んでいたらちょっと恐ろしいですね…
と、ここまでAis200/4のマイクロニッコールとTC-200による写真でした。
じつは200のマイクロ、ちょっとバル切れだかクモリだかで
レンズ外周の一部が白くなっているジャンク品。
テレコンはきれいな状態なのだけれども、
思っていた以上によく撮れてくれた。
等倍で見るとさすがに今ひとつだけれども、
モニター幅いっばいくらいだったらまずまず。
以前使っていたシグマのAF500/7.2よりはぜんぜんシャープ。
マニュアルだれど手軽に400mmマイクロ体験できるならアリ。
動物園では長すぎるかと思ったけれど、撮ってて楽しい組み合わせでした。
そして本番。小動物感でマヌルネコを激写タイム。
が、ここでアクリルケージの写り込みを軽減しようと用意していた
C-PLフィルターを忘れたことに気がつく。
ちょっと凹むけれどもマヌルかわいいから大丈夫。
夏だというのにもっふもっふや!!
ふとましいガッチリした猫の手(前足)。
マヌル水洗いしたらどれだけスレンダーになるか楽しみ。
洗った人間はタダじゃすまないだろうけども…
神秘的な猫の目。
これは天井の蛍光灯と換気扇をガン見しています。
マトモに撮れた写真が少ないので三枚だけなんだけども、
実際には300枚以上撮ってます。
とてもアナログでは撮れない数ですね…
デジタルばんざい。
【おまけ】
つねに移動中で撮影のスキがないアルマジロさん。
小動物館の地下にある夜行性動物館なので、お化け屋敷くらい暗い。
増感しまくって25600でもこの通り。
しかもアクリルに写り込みするのでフードを押し付けて撮影するので、
流し撮りができないときたもんだこんちくしょう。
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[↑動物園は高級機材持ちの老人多いですね]
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