写真家。内藤明氏による写真展『Light』を見学させていただきました。
スタイケントーキョー。というギャラリーです。
知人のお師匠様ということでここを紹介していたのと、
写真展というものにあまり行ったことがないため興味があったこと。
なにより谷根千というホームグラウンドということで、
ふらりと立ち寄らせていただきました。
作品はハッセルブラッドによる真四角な、手焼きのモノクロプリント。
これほど豊かなトーンを手焼きとは、どんなふうにしているのか想像もつかない。
暗室には一度しか入ったことがないわたしでも、そう思わされるプリントでした。
色が決めての石マクロがメインのわたしには、
モノクロというのは馴染みがないジャンル。
しかも手焼きのプリントとはすごい。
純粋に興味が先行しましたが、いと楽し。
なんといっても入場無料というのが素晴らしい。
しばらく写真についてあれこれ語らいもできたし、
写真展に足を伸ばすのもいいものですね。
スタジオ内と写真は実際に足を運んで見てやってください。
その脚で『ギャラリー 猫町』にも寄ってみる。
ちょうど『スタイケントーキョー』の裏手にある猫専門のギャラリーで、
わたしが行くときはいつも閉まっているのだ。
今日はやっているかな…と思って足を運んだら、
階段からトテテテと白黒の猫が。
ワォ! 今日は写真も猫もモノクロの日だ!!
人懐っこい触らせてくれる猫で、
カメラを向けると絵になるいい猫だ。
いつかこの背景に猫を入れて撮りたいと思っていた夢が叶った。
喉を鳴らしてごろんごろんとローリング。
今日はいい日だ。
ここで猫を撮れるなんてそうないぞ。
我を忘れてシャッターを切る。
石段の中ほどで太陽がじかに入る完全逆光に。
だが、マイクロニッコールがやる気を出しているのが伝わってくる。
いいねいいね!!
…あれ。気がつけばギャラリーの入り口に誘導されている。
いやまあ来るつもりだったからいいんですけど!
ギャラリー内部は撮影禁止のところが多かったので写真なし。
わたしが来た時には『布施和佳子個展「パリニャン」』が行われていた。
いくつかある絵の中でも、料理をしている猫の絵が印象的だった。
横並びで数匹猫が調理台の前に並んでいるのだけれども、
これからタコをどう料理しようか悩んでいる猫がいて、
あれはじつに印象的だった。
満足してギャラリーを出てくるわたしを出迎えたのも、
さっきのモノクロにゃんこだった。
案内ありがとう。
そして最後まで絵になるにゃんこであった。
今日は良い日であった。
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