相変わらずペンタQはシネレンズばかり使っている。
写りや便利さでいえば当然純正のAFレンズなのだけれども、
古いDマウントは本当にかわいいので仕方がない。
シネニッコールは球面収差が旺盛で、
開放だと何を撮っても周辺がボケて楽しい。
しかし、思っていたほど歪曲は少なく、中心の解像度は高く、かつ色収差が少ない。
かつてのニッコールはやはりニッコールなのだと思わされる。
まじめに作例を撮ることが少ないので、
写真がまとまったらどかっと投下するパターンになりつつある。
たまには絞り別に遠景作例を。
なお、わたしのCine-NIKKOR 1:1.9 13mmはかなりオーバーインフなので、
ライブビューで拡大して厳密にピンを合わせないともっともっとモヤモヤになる。
なお、遠景作例のISO値はすべて250に統一。焦点距離は72mm相当。
曇天なのが悔やまれる。
四隅のケラレが顕著で、これを解消しようとするとF22まで絞りこまなくてはならない。
しかしそれでも完全にケラレを消すことはできず、
これはもう四隅の光量落ちを楽しむ方向でいくべきだと割り切るしかない。
もとより画質を追求するタイプのボディではないので、
レンズの個性と撮影を楽しむ方向で行きたい。
だったらこんな無粋なテストをするなという感じだけれども、
個性を知るためには必要な儀式なのだ。
なお、初代ペンタQとQ10のセンサーサイズでこれなので、
それよりもセンサーの大きなQ7やQ-S1ではさらに丸くケラレるのは必死。
なるべく寄ってお花などを撮ると収差を楽しめる。
F4まで絞るとかなりまともな具合に写るのもたまらない。
完全な遠景だと扱いは難しいけど、中距離から近距離だと何を撮っても面白い。
マニュアルフォーカスなので撮影に時間はかかる。
ライブビューで拡大してピンを合わせないと仕上がりがメチャクチャになるけど、
それはそれでまた予想外のものが出てきた楽しい。
最新アップデートをしておけば手ぶれ補正も使えるの。
「撮像素子が大きいと見えない世界もあります」
ペンタックスQとDマウントレンズたちがそう主張しているようじゃありませんか。
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[↑QでもDマウントの広角はかなりケラレますけどねー]