ある日のお休み。
わたしは数年ぶりに青戸にある児童文学専門『たんぽぽ館』に向かう。
わが家にある高楼方子の本はすべてここで買ったものだ。
以前はよく足を運んだのだけれども、ハリポタブーム以来、
児童文学の発行数が多くなりついていけなくなり、
本からも少し遠ざかっていた。
そして、この書店がとうに閉店していたことを現地で知り、
青戸界隈を呆然と歩いていた。
すると、昔の記憶のままの神社が現れた。
柏手を打って、賽銭を投げて帰ることにする。
まだ子供の頃。ここで知らない子たちと遊んだなあ。
こんな小さい神社だったか。
わたしの記憶の中でこの神社は無限大に敷地を増やしていたらしい。
さあ、もうひと歩きして帰るか。
というところで違和感に気づく。
思えばこの神社の名前を知らなかった。
福森稲荷神社…うそぉ!
いなり成分皆無だったよね!?
めっちゃ狛犬じゃないですか。
どこにもおきつね様が見当たらない。
境内のどこにもおきつね様のお姿は見えず。
なんだか狐につままれたような気分で帰路につく。
こういう神社もあるものだと、深くは考えないでおこう。
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[↑川向うにも神社あるっぽい]