そこそこ前のこと。
あやしいレンズ沼、グレートスリーのおひとりよりアダプタを密売させていただいたとき、
おまけということでいただいたこのレンズ。
ボシュロムの12.3/3というあやしいスペック。
Dマウントシネレンズだ。
当時わたしは、使えもしないシネレンズを『かわいい』という理由で集めていたので、
これはすごく嬉しいおまけだった。
真鍮製の鏡筒に厚く塗られた黒エナメル。
文字に流し込まれた白エナメル。
その姿になんと風情があることか。
横幅は23mm。高さは17.5mm。
未だ、わが家でもっとも小さいレンズということで、
サイズに似合わない存在感を発している。
いただいた当初はこのレンズをまともに使える環境がなかったのだけども、
今ではPENTAX QというDマウントの強い味方がいる。
というわけで、外観と作例を紹介していきたい。
なお、いにしえのシネレンズに多いことだけども、
このレンズにはピントリングがない。
ピントは絞り輪で被写界深度を深めて合わせる。
ピンボケが多いのはそういう訳なのでご承知あれ。
また、撮影してからしばらく時間が開いたこともあり、
絞り値を忘れているので記載していません。
開放〜二段絞りくらいまでしか使っていません。
撮影はRAWで、フォトショップで無劣化現像&回転のみ使用。
期待通りの写り。
何を写してもノスタルジックで素直。
このレンズの生きた時代に迷い込んだかのようで、
ペンタQの軽快さもあり、楽しく撮影できた。
これだからDマウントシネレンズはたまらない。
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