コンビニでお酒を物色しているとき、ふと目に入ったワンカップ。
井之頭五郎が
「…ストリップか 観てみようかな… 十年ぶりくらいに …どんな気分だろう」
と呟いた気持ちが乗り移ったのか、これをカゴに入れていた。
それにしても、ワンカップを飲んだことなど人生にあっただろうか。
安酒の代名詞。ヨッパライのかほり。
そんなネガティブなイメージがあり、人生を通じて避けてきたのかもしれない。
ひとつ味わってみようと思い立った。
しかし、家に帰ってみたところでこれを飲む気分がみるみるしぼんできた。
さしあたってブツ撮りをしておくか。というあたり、
わたしもずいぶんマクロレンズの酒精が脳に染みてきたのを感じる。
今のワンカップはラベルの裏にこんな読み物があるのか。
一本飲みきれば、向こうの文字もクリアーに読めるという寸法だ。
このラベルの続きが読みたいから飲む。
というのんべがこの世に何人いるかは甚だ疑問が残るが、
こういう風情は嫌いではない。
にほんブログ村
[↑飲んだあとはコップとして使用するのがトラディッショナル]