そろそろ春物に変えなきゃと思われさる日が続き、
地面を見れば雑草と呼ばれる草達も花を咲かしてきた。
こういう日はマクロレンズをつけたカメラを持っていると楽しい。
あちこちで這いつくばり、シャッターを切る。
[ユキヤナギ]
ユキヤナギはそろそろ盛りを過ぎた頃。
一足早くレンギョウは散っていた。
こやつらは春の先触れとして、1~2月の目を楽しませてくれた。
[ヒメオドリコソウ]
この時期好きな春の草花はこいつ。ヒメオドリコソウ。
下から上にかけてのグラデーションがきれいで、
ひかえめな花をつける。
なんといっても名前が美しい。
[カラスノエンドウ]
藪に目を向ければいるのがカラスノエンドウ。
わたしはカラスノエンドウなんて食べられないと思っていたのだけれども、
若いうちは芽先をテンプラで食べられるし、
莢が黒くなる前であれば豆もゆでて食べられるという。
ぜひ一度食べてみたい
[アブラナ]
マンションの一階にある庭を埋め尽くしていたのはアブラナ。
花の甘い香りが遠くまで漂ってきていて、
どこから香っているのだろうと思ってさまよっていたら見つけた。
こんなところにこんな混沌とした場所があるだなんて、嬉しい発見だ。
飛びまわるミツバチとともに、心ゆくまで香りを堪能してきた。
[カリン]
草ではないけれど、カリンの花も咲き始めていた。
この花が落ちると今度は実の番だ。
このカリンの木は狙っている人が多いらしく、
実がついて大きくなったあたりでいつのまにか消えている。
香り高いあの実を何に使っているのだろうか。
[ハナニラ]
名前はイケていないけれども、姿がいいのがハナニラ。
すらっと伸びた茎の上に咲く六枚の薄紫の花弁。
少し日陰のところでも旺盛にコロニーを作り、
一ヶ月くらい咲き続けることもある。
いつも決まった場所に咲くので球根なのだろう。
さあ、こいつがいなくなったら梅雨だ。