千葉県は銚子の犬吠埼のとうだいには200円で入れました!!
何を学びにきたのかといいますと、レンズです。
灯台に使っている超巨大なフレネルレンズを見て感銘を受けよ。
そう大宇宙からの電波を受け、昼頃から片道100km以上ある銚子にやってきました。
でっかい扇風機かアンテナみたいですね。
このレンズははるばる福岡の沖ノ島の灯台からやってきたんですね。
国産第一号のレンズとのことだけど、どこ産なんだろう。
こういうものは日本光学か東京光学というイメージがあるけど。
なお、犬吠崎の灯台のレンズはイギリスとフランスのハイブリッドらしいです。
※初代はフランスのソーターハーレー社
こちらが超巨大な回転装置。おさわり不可。
思っていたよりも少ない数のギアで回しているが、そのぶん巨大。
こちらが横からの表情。
ランプをつけてみたいですね。
たぶんあまりの明るさに転がりまわると思いますが。
かわいい3等レンズもありました。
といっても大人一人がすっぽり入る、公衆電話ボックスくらいある。
こちらはつい最近の2010年まで東京湾で現役だった。
余生をこうして資料館でまったり過ごしている。
3等レンズとはいえド迫力のフレネルレンズ群。
飛行機の主翼のようなシャープさがある。
レンズは無色ではなくボトルグリーンのような薄い緑が。
灯台の光源はもちろんランプ。メタルハライドランプで、いわゆる水銀灯。
大昔の灯台はノーレンズに直火だったというけれども、
レンズが使われるようになってからは
ススがすごくてメンテナンスが大変だったといいます。
ここらへんは灯台の資料やうんちく。
せっかくなので灯台の上に登ってみました。
大人がギリギリカニ歩きですれ違えるくらいの幅しかない、螺旋階段。
これを99段ひたすら登り続けます。
運動不足のわたしにはしんどい。途中で足がガクガク。
上には犬吠崎灯台のデータが。
単位がカンデラだとさっぱり実感が湧きませんが、おそらくすごい光なんでしょう。
一般人が登れる最高のところに出て、おざなりな写真を撮る。
風景写真にかけるわたしの情熱の薄さがよくわかる写真だ。
こちらが案内図。なぜか初代レンズの資料館には入れなかった。残念。
でも巨大な1級灯台レンズを見ることができて満足だ。
いちおう観光地なので、地元のものを食べたい。
灯台の下にある食堂に転がり込む。
バイクだったのでいいかげん寒さが限界になったのもある。
わたしは『さんが焼き定食』1200円也を頼む。
「さんが焼きってなんですか?」
「おさかなのスリ身を焼いたものです」
なるほど。つくねバーグですね(身も蓋もない)
ご飯にお吸い物に香の物。魚の煮付けとひじきがついて、さんが焼きがメイン。
1200円は高い気もするが、観光地税なので適正といえるくらいだ。
さんが焼きにはレモンを絞ってお醤油でいただく。
うん、つくねバーグだ。
海にきたけど生魚が苦手、という人にはオススメかもしれない。
というわけで、わたしはレンズとご飯に満足して家に帰るのだった。
===番外編===
日が暮れたら寒くて死にそうだったので、道中にあった日帰り温泉に飛び込む。
そろそろバイクで長距離はしんどい時期になってきたようだ。
風呂はそれなりによかった。
感覚が失われてきた手足に温かいお湯がなによりだった。
そんなにお腹もすいていなかったけれど、
ネギトロ&アジのなめろう丼というのが美味しそうだった。
熱いお味噌汁も飲みたいので二食外食のぜいたく。
1000円といういいお値段だったけど、
地元の海鮮丼屋のほうが…という感じでありましたとさ。