マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

二種のオレゴンサンストーン・ルース

labradorite (Oregon Sunstone)

labradorite (Oregon Sunstone)

Oregon America
FoV=22mm
D850/AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

 

最近ルースをあまり取り上げないのは興味が無くなったり買わなくなったりではなく、撮影がしんどいから。というのを白状しておこうと思う。原石標本に比べるとホコリ一粒の存在感が大きく、撮影前の念入りクリーニングで一度机に落として割ってしまってから撮影が怖くなった。

ホコリだらけのわが家わが部屋において、それでもあちこちにホコリが出てしまい、いくらクロスで拭こうとも、静電ブラシでサコサコ塵を取り去っても奴らの主張が強く。

あまり清掃に力を入れると前述の通り悲しいことになるので、愛でるオンリーになりがちだった。

ここ一年くらいの間で寵愛を受けているのがオレゴンサンストーン。とくにオレンジレッド系とグリーン系バイカラーを推している。

曹灰長石と書くとじいさんのような字面になるので、しっかりオレゴンサンストーンと呼びたい。どちらもアメリカはオレゴン州からのお越しなのだから、ここは英語で呼び習わしたい。

赤の石はルビーの色にとどめを刺すと思っているわたしも、このオレンジレッドは一目惚れだった。銅が生み出す赤色はなんとも鮮やかでフレッシュだ。曹灰長…いや、ラブラドライトグループの中で最も素敵な色だと思っている。

転じてグリーン系のバイカラーはなぜかうまく撮れない。実物はもっと鏡のようにピカピカ。遠目で見ると緑灰色なのだけれど、寄ってみると深谷ネギの緑と白の中間地点くらいの緑色と、サーモンピンクをもっと暗くしてオレンジ果汁をぶちまけたような……なんともいえないバイカラーが溶け合っている。

緑も赤もパキッと撮りたいと思ったら、どうにも中途半端になってしまった。露出を三段くらい暗くすればリアリティが出たかなと今にして思う。バイカラーは光を当てすぎると個性が飛んでしまうのだと心に刻んでおこう。

標本に比べてルース撮影の設備とライティングが甘かったと反省。それでも出しちゃう。出させてくれ。撮ったものをWEBに上げたい欲求が今すごく強いんだ。

 

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