マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

小石川大神宮の新鮮みなぎるパゥアーを余すことなく浴するためZ5にEL-NIKKOR 50mm f/2.8Nを付け参拝

小石川大神宮。と聞くと、東京にお住まいの神社マニアから「ほう…」と唸り声が聞かれるはずだ。すべての神社の頂点に立つ伊勢神宮から直接分霊を受け、東京における伊勢神宮の遥宮。つまり東京にいながらにして伊勢神宮にいるのと同じ格式の神宮であると位置づけられている。

それだけじゃない。なぜ今かというと、小石川大神宮は改修工事のためにしばらく仮の社殿でささやかな参拝しかできなかったのだが、令和三年五月七日に本殿を遷座。東京都文京区という都内ど真ん中に遷座ほやほやの神宮が再降臨された。ぜひ一度公式ホームページでその縁起由来を確かめていただきたい。

さらにグーグルマップのストリートビューでもご確認を。ここまで持ち上げておいて何ですが、一方通行の路地にある狭小地です。

それではZ5とEL-NIKKOR50/2.8Nの試写も兼ねて、以下の写真はすべてjpg撮影dpi96に変換のみ。はじめの一枚を除きすべて絞り開放の、カメラとレンズ性能と神宮のパゥアーを直接感じ取っていただきたい。

 

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こちらがこのブログ記事唯一の絞った写真。こちらはf/16まで絞って撮影。この高解像力… Z5とエルニッコールと神宮の力が収斂していくのを感じる。そしてここは社殿の前。一歩入ればそこは三重県伊勢にある神宮となる。

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こちらが必要にして十分な手水と縁起由来と掲示板。

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本殿前。パゥアー感じますか? 社殿に使われている木材はすべて伊勢神宮の森から持ってこられたヒノキ。社殿内部の造りも伊勢神宮と同じもの。とくに注目なのは賽銭箱手前のやや小さな鳥居。こちらは伊勢神宮の月読宮から持ってきた鳥居古材を削り直して作ったもので、そのため通常の鳥居よりも一周り小さくなっている。しかしパゥアーは衰えるどころかいや増している。

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神社の祭神のパワフルさは、本社より分霊、御霊分けをしたばかりが一番強い。というのは何も不思議ではない。どこを見てもフレッシュそのものの神社。というのをご覧になったことはあるだろうか? もしないならぜひ今のうちに小石川大神宮へ。伊勢神宮から直接御霊分けをされた社というのは、本当に本当に貴重なものなのだ。

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見てくださいこの神明造りの優美な曲線を鎧う銅板の色を。これから年月をかけて緑青を吹いて緑色に変わる前の貴重なあかがね色を… 上棟式が終えたばかりであれば銅無垢でキラキラと輝いていたんでしょうね… アアーッ! コロナ禍でなければもそっと早く行ったんですけど、密を避けてここまで待っていたから。でも感じます。パゥアー感じます。

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社務所で販売している札やお守り。わたしはここで交通安全の護符を購いました。もちろん御朱印も500円という破格で受けていて、わたしが参拝と撮影をしている間に5人ほどご記帳させておられました。

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この日は暑かったので、境内にある自販機でお茶を求め、ベンチに座って休憩を入れた。そのベンチの横には布袋様が。七福与ろうと浄財を投げ入れる。

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そしてベンチ前には稲が青々と。小石川大神宮で育てたありがたい稲。時期は九月半ば。実りに頭を垂れる寸前の稲穂は、光に透けて米粒の輝きが伺える。すべてが縁起よし。

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たまに心地よい風が抜けてくるので、国旗のはためく瞬間を待っていたけれども暑くてギブアップ。しかしこれはこれで。

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神風がちらりと吹いた! 余人では伺うことすらできない本殿の内がチラ見え!!
このブログを見てくれている皆様にもおすそ分けしたい。

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参拝をしたら頭を垂れて地面に注目。参道の中央は握りこぶしほどの白い石。社務所前などは細かく平たい石。何の石かはわからない。だが、拝殿の際は白い石のところを通ることになる。これが大きくてゴロゴロしているので、転ばぬよう一歩一歩敬意に満ちた歩行を心がけてください。

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参拝を終えたらこの真新しい、まだヒノキ香る第一の鳥居をひと嗅ぎして空を見上げましょう。都会の狭い空にぎゅっと詰め込まれた濃密な神気を、俗世に戻る前に浴びていきましょう。

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はい! ここ!! ここ注目です!!! 材がまっさらなので節から脂が出てます!!!! 新鮮です。すべてがフレッシュで身体中の悪い気が浄化されて流されていくのを感じますね。手が届けばこのヤニを存分に嗅ぎ混んでさらなる浄化を進めたいのですが、高いところにあるので嗅げなかった。

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すばらしい参拝でしたね。こんなほとばしる新鮮な神社の気を浴びられるだなんてそうそうないですよ。ぜひ都内にお住みの方は、騙されたと思って一度ご参拝ください。じつのところわたしはパゥアーのことなんてこれっぽっちも感じ取れませんが、気分は様式から。つまり形から入るのが大事なんです。

 

==Z5とエルニッコール50/2.8Nについて==

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最高でしたね。今までニコンのフルサイズで50mmの無限遠を出せなかったので未体験でしたが、すばらしい性能です。40.5mmのラバーフードをつけてハレ切り対策もばっちりして望んだ撮影でしたが、驚きの高解像力。無収差。完全にZ5の撮像素子に神気を得ましたね。

始めの一枚をf/16で絞りきってからはf/2.8の絞り開放での撮影でしたが、脱帽です。ニコンZをお持ちの方はぜひ一度マウントアダプターなどを揃えて引き伸ばしレンズ撮影にトライしていただきたい。Zの文句のつけようのない電子ビューファインダーで等倍拡大しながらのピント合わせはクセになります。是非。

 

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[↑Zマウントの薄いフランジバックで無限から使えるレンズが多くなりすぎて悶える]

 

ニコンZマウントでエルニッコール50mm。たぶんこのふたつで無限遠出ます(自己責任でどうぞ)