マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

2021年浅草石フリマ夏の釣果 イランからお越しのズニ石

Zunyite

Qalat Payeen,
Bandar Abbas County,
Homozgan Province, Iran
FoV=36mm
NIKON Z5/NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

 

いまさらながら2021年春の浅草石フリマで釣り上げたズニ石を撮った。

買ってしばらく机の上に置いて、気が向くとコロコロ転がして遊んでいたりしたので、とても気に入っている石だ。

この、長辺1cmほどの石はイラン、ホルモズガーン州のバンダレアッバース郡という爆撃でもされた擬音みたいな場所からお越しだ。

わたしは産地がわかる石を眺めるとき、GoogleMapでそこいらの地図を眺めるのだけれども、アラビア海に面した場所で見渡す限りラクダ色の砂ばかり目がつく土地だった。ずいぶん荒涼としたところから来たんだねえ、君は。と、ルーペ片手に語りかけながら無責任な感想を述べてみたりする。

Zunyite & IKEDA LENS Ruper Triplet

三角錐の一面だけもやしもん酵母みたいなふくらみがあり、そこが気に入ってお持ち帰り。わたしが買ったときは小箱にたっぷり仲間たちがひしめき合っている中から、これだと思うひと粒を選んできた。

ズニ石はこれでなかなか貴重な標本で、今まではなかなか手が出せなかった。しかしこのサイズのズニ石にしては抜群にお求めやすい価格で放出してくれていたので、当日はめちゃくちゃフィーバーしていたのを覚えている。

分離結晶のズニ石は手のひらでコロコロするのが一番だ。そんなに弱い結晶でもないので、派手に落とさなければたぶん平気。落下が心配ならハンカチを敷いた箱の中でコロコロしてみてほしい。あまりの楽しさに時間を忘れたらもう戻れない人です。諦めてもっと集めましょう。

もうすぐ石フリマ冬が始まる。ニコンZでさんざん削られた今年度予算だけれども、なんとか石予算を絞り出してマイプレシャスをお迎えしたい。

Zunyite

 

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