傲慢石と呼ぶにはあまりにゴーマン石だし黄色いシデライト共生でむしろかわいい石

Big Fish River Yukon CANADA
FoV16mm
D850/LAOWA 25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACRO(2.5x f/4)

傲慢石。という和名だったらかっこよかったのに。と思わなくもないこのグリーンのトゲトゲ結晶は、カナダはユーコン準州のビッグフィッシュ川よりお越しだ。カナダには州と準州があるというのを初めて知ったし、ビッグフィッシュ川ではチョウザメが捕れるというのも初めて知った。石の産地のことも同時に調べてみると新しい発見があるものだ。

ゴーマン石。あるいはゴルマン石はそのうち手に入ったらと思って幾星霜が流れてしまうタイプの石で、先だっての池袋で黄色いシデライトの結晶つきがおトクだったので買ってみた。マイクロマウント映えするけれども、その手のちくちく結晶は撮影がとても面倒くさくて神経もちくちくする。

ひさしぶりに微動ステージに石を乗せて、手動で積んでみた。上が77枚積みで、下が12枚の深度合成。しかし、上のゴーマンさんは一定幅で77枚に絞りがf/4。板は11枚が開放絞りで、最後の一枚をf/16まで絞り込んで深度合成ソフトに紛れ込ませている。解像力の関係で、高倍率になるほど絞り開放で撮る必要があるのだけれども、一枚だけきつめに絞り込んだ写真を紛れ込ませておくとスタッキングしたきの破綻が少なくなる。高倍率マクロ撮影の奥義のひとつ。さっくり手間なく撮りたいカモ～というときの手抜き技のひとつでもある。

今回は新しいレンズの試写もあったけど、黄色いシデライトさんに注目するならもうちょっと高倍率を狙ったほうがよかったかも… でもまあさんざん観察しまくったので、心のちくちくも薄れつつある。家にいることが多くて、自室でスリープ状態になって感性と思考停止していることが多発している。それに気がついたときは石を眺めて、レンズを撫でて、気が向くと撮影をしてブログをアップ。

石とマクロレンズがあれば何度でも黄泉がえってやるぞ。