マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

何も考えずにバイクに乗ったら韮崎のシュワシュワ炭酸温泉にたどりつきそこは韮崎旭の湯

今年はあれこれと脳みそにオーバークロックをかけ続ける日常で、たまに何も考えずに愚行権を行使したくなる。『はや旅』に登録だけして首都高へ。そして中央道に入るころには温泉に行こう。と心が決まった。

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『釈迦堂』というステキ名前のPAへとたどり着いた。縁起がいいような悪いような。

ノンストップでここまで走り続けてきたので、しばらく座ってポカリスエットなどを飲み、自分のバイクをにやにや眺める。バイク置き場に止まった自分のバイクは、他のどんなものよりカッコいいのだ。

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釈迦堂PA(下り)にはずいぶん古いタイプの絵柄で、危険行為を諌めている。

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わたしは時代ではないが『ワイルド7』のオーラを感じた。読んだことないけど。

 

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このときすでに到着場所を設定していたので、時間に余裕がなく諦めた場所。まさかパーキングエリア内から博物館に行けるとは思わなかったよ。家を出たのが10時くらいと遅めだったのが効いた。

 

韮崎で高速道路を降りると見えてくるのはマウント・フジ。
ひとまず適当なところにバイクを止めて記念撮影を一枚。今日は26mm一本勝負なので富士山の存在感は控えめ目。

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下道を走ること十数分。国道をはずれたやたらだだっ広い畑のど真ん中に『韮崎旭温泉』を発見。

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いやあ!! いいお湯でしたよ!!!

源泉かけ流しは当然の無濾過無加温。ややぬるめのうっすら緑に透けて見えるお湯に浸かると、身体にふつふつ泡がつきはじめてくる。炭酸泉だ!!

天然の炭酸温泉ははじめてだったけれど、2~30分も風呂場の大窓から見える富士山を眺めながら浸かっていると、指先からじんわり心地よい暖かさが身体の内側からやってくる。炭酸ガスが身体に染み込んで、血行をよくしてくれている特別感がある。

湯殿には源泉が出てくる吐水口があり、ここから源泉を直接飲むことができる。「あまり量を飲まず、噛むようにして」飲んでみてくれとの書付が。温泉はあまり飲むとお腹下したりするんですよね… 両手ですくって飲む。おいしい。味わいがある。炭酸泉とはいえ、いわゆる炭酸水のような刺激はない。ガスとして水に溶け込んでいるのだ。

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詳しくは脱衣所。ロビー。ととのいスペースにめちゃくちゃアピールしてあるから読んでみてほしい。ちなみにここの利用料金は2024年11月現在600円…やすい!! しかもドライヤーも無料!! 地元にあったらちょくちょく寄るだろうなあ。

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ほかほか

和室で寝転べるととのいスペースからウッドデッキに出ることができたので、ここでクールダウン。遠くには富士山が見える。いいねえ… ととのうねえ…

 

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場所を変えてロビーで放心しているとオーナーらしきおじさんがすすと寄ってきて

「源泉を冷やしたの……あるよ?」

と囁いてくる。しかも無料だ。

コップ一杯いただいて飲み干す。うまい!! 冷やすと雑味がなくなって、飲みやすいコントレックスみたいだ。

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しかし勢いと興味本位が勝ってしまったが、本来温泉水というのはコップ一杯くらいが適正量。わたしはホットをコップ一杯。そしてアイスで温泉を一杯飲んで、合計コップ二杯も飲んでしまった。結果的に大丈夫だったけれども、旅先でのハライタは人間性の欠如を意味するのでみんなは気を付けてね!!

 

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敷地内には石碑が。なるほど…よくわからないね。

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わたしが石碑の前で神妙にしているとオーナーが話しかけてきた。

「源泉は少し離れたところから引いていて、あすこにある老人ホームの二階と▲□※&*$@♨に分けているんだ」

「ほう…」
「そいで一族は歯科医でここらの◇&*攝‰‡が®〽️〠∅❡でね」

「なるほど…」

いい温泉でした。また近くに来たら寄るよ!!

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温泉だけではさみしいので近くの道の駅「にらさき」へ。

NIKON Z5 / NIKKOR Z 26mm f/2.8

どうやらここにも温泉があるようだけれども、さすがに温泉はしごはしなかった。

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店先には渋柿が吊るされていた。干し柿…いいなと思ったけれども、道の駅には素材である渋柿しか売ってなかった。セルフみやげとして無加熱の「生ワイン」や山梨県で取れたさつまいもで作った「干し芋」。甘いものとして六方焼。いくらかの地元のおやさいなどを買い込む。バイクにはトップケースがあるので、おみやげくらいなら買い放題だ。

なんだかんだで身体が糖分を欲しているので六方焼は地産地消した。芋餡がもうね…口の内側全方位からよだれが分泌されるかのような地味あふるるお味でした。

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さあ帰るかと思ったけど途中JAを発見したので追加おやさいと太巻きを買い求める。太巻きは地産地消した。やすい! おいしい!!

 

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日が暮れる前には中央自動車道に突入。そしてグーグルマップのナビ様が自宅までにかかる時間をたたきだした。4時間45分。

そんなに。

 

どうもどこかで事故による渋滞。ならびに小仏トンネル前後の名物、自然渋滞のダブルパンチらしい。それでもわたしはグーグル様のお導きに従うしかないのだ。

 

従った結果「中央道」→「圏央道」→「東北道」→「外環」というテクニカルな高速道路パスワークを示された。わたしの感覚だと中央道をひたすらまっすぐののち、首都高というのが基本ルートであるのだが… 頑なに東京を迂回してわがカツシカに戻ろうとしている。どんどん東京から離れている感じがあり、気が気ではなかった。

ライダーはほうっておくと休憩もトイレもキャンセルして走りつづけてしまう。気がつけば埼玉県に入っており、猛烈に腹が減っていた。『菖蒲PA』に滑り込んで「わらじカツ丼」を胃に詰め込む。うまい、うますぎる。埼玉県の十万石まんじゅうに勝るとも劣らない。そうそう、わらかつはあえてカットせずに揚げたてをソースにくぐらせ、熱々をかじり取るように食べる。これがいいんだ。思わぬ秩父名物だったが心もお腹も満タンだ。

waraji-katudou / syoubu PA

 

帰宅。帰ってまずしたところは冷え切った身体を温めるために風呂に入ることだった。

温泉に行ったが帰る頃には身体が芯まで冷えてしまい、内風呂で二度風呂。ライダーあるあるだ。これが夏になると汗でベタベタだからやっぱり二度風呂。

なんのためにわざわざ遠くの温泉に行くんだ。逆に不健康じゃあないかって?

ふふ… やってみればわかるさ…

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本日の走行距離335km。移動時間10時間。

距離ガバ勢にしてみればコンビニであいすまんじゅう買ってくるわ。くらいの小規模ツーリングだ。

情熱の赴くままにバイクであてなく突っ走る。人生あと何回こんな無茶ができるかはわからないんだ。できるときにやっておこうって思う。

 

[おまけ]

raw red wine

raw red wine

帰宅即抜栓。あま~い!!

香りが猛烈に「ぶどう」って感じで、風味としてはワインというよりぶどうジュース。思わず香料の有無を確認したが、無香料。天然でこんなウソくさいぶどうの香りが出せるのか…(褒め言葉)

でもまあわたしにはちょっと甘いな。甘いワイン好きでぶどうの香りが好きな方はぜひ。

 

[おまけ2]

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山梨県産のおいもを使って作られた「干し芋」のアップ。

イモ本体から生じる糖分の結晶している様が美しかったので激写。透明感のあるやわらかいおいものジューシーなオレンジ色。白く吹いた糖分の花。その上に乗ったおいもの繊維がまるでエオスフォライトかのような美しさだった。文句なしにおいしかったです。

 

 

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[グリップヒーターなかったら八王子あたりで引き返していたか韮崎で詰んでた]