マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

2015-01-01から1年間の記事一覧

マラカイト

FoV=6mmD610/bellows/ZUIKO MACRO 1:3.5 f=38mm ごくごく小さな標本のことをマイクロマウントという。といっても何ミリからと基準があるわけでもなく、3cm四方のサムネイルケースに入っているものをすべて『マイクロマウント』と呼ぶ石屋さんもいれば、肉眼…

ベラクルス・アメジスト

FoV=32mm D610/Bellows/Macro-NIKKOR 12cm F6.3 世界各地で取れるアメジストの中でも、五本の指に入るとされているメキシコはベラクルス産のアメジスト。といってもこの標本は高いものではなく、子供のおこずかいで買える。 ベラクルスの何が美しいかという…

ミノルタ オートコード

ここのところ仕事でデジカメを使いまくらなくてはならない日々が続いているせいか、やけにフィルムカメラが恋しくなってきている。どれくらい恋しくなっているかというと、二眼レフがいとしくなってくるくらい。かつて一大帝国を築いた、国産二眼レフ。頭文…

早起きは三文の徳猫

冬厳しい寒さの中、猫たちの貴重な日光浴は早い。職場へ早めに出た日の朝。わたしの楽しみのひとつ。この日もレンガ塀を見上げればそこにモノレール猫が。 ひと睨みでわたし退散。猫の日光浴を邪魔してはいけないと、冬の猫撮りはさらっと終わらせる。十分ぬ…

谷中散歩で眞島稲荷

谷中の写真展をぶらりと見た帰り、道に迷うのはもはやわざと。 もう何度も谷中に来ているというのに、 いまだ道をはっきり覚えていないのは才能なのではないかと思うことがある。 そのたび見つけるのが神社仏閣であり、散歩の楽しみだ。 しかし、まさかこの…

機械式歩数計 コパル『ペドメーター』

『COPAL』といえばカメラ者にとってはシャッターを製造している会社だけれども、 かつてはこのような機械式の万歩計を作っていた。 というのはわたしも実機を手にして初めて知ったこと。 また、『万歩計』というのは山佐時計計器株式会社の登録商標であり、 …

浮遊都市カルセドニーへの旅

Pune, Maharashta, IndiaFov=90mmD610 / Bellows / EL-NIKKOR 135mm F5.6 宇宙に浮かぶ無窓の都市。 クトゥルフ神話的なこの石の名はカルセドニー。 外宇宙からではなくインドのプネーからやってきました。 珍しくもない石だけれども、こいつは珍しい形にな…

好きなEL-NIKKORは135mm

好きなEL-NIKKORは? といわれたら、しばらく悩んでこれを選ぶかも。 EL-NIKKOR 135mm F5.6。 これには新旧あって、向かって右が新型で、左側が旧型。 刻印はないけれども、付属の箱には「EL-NIKKOR◯◯」の最後に ◯で囲んだ「N」がつく。 外観は違うけれどもレ…

フェナカイト

FoV=18mmMyanmaD610 / Bellows / Ernst Leitz Wetzler Summar f=8cm このあいだフェナス石を撮ったら、やはりというかルースも撮りたくなってしまった。 無色透明のルースに魅力を感じるわたしとしては、 このフェナカイトは特別に好きなルースのひとつだ。 …

フェナス石

FoV=18mmSao Miguel de Piracicabe,M Gerais, BrazilD610 / Bellows / FUJINON-M 1:5.6 f=63mm フェナカイト。いや、ルースではなく鉱物標本なのでフェナス石といっておこう。 鉱物を紹介するとき、和名があるものについてはそれを用い、 ルースのときはでき…

【不完全版】NIKON F3でポラロイド npc PROBACK by forscher の使い方

ニコンミュージアムに行ったせいか、こういうものが無性にいとしい。 これはフィルムカメラの金字塔『NIKON F3』の裏蓋を換装することによって、 なんとF3の機能をフルに使えるレンズ交換式ポラロイドカメラとなる装置。 かつて、プロカメラマンたちの必携の…

NIKON MUSEUMに行ってきた

品川駅より歩いて数分のところにある、『品川インターシティ』。 ニコンミュージアムはここのC棟に現れた。 2017年に100週年を向かえる光学業界のトップブランドは、 それにむけて着々と盛り上がりを増しているようだった。 わたしもニコンファンとしては一…

江東区『ROCKETIIDA』 写真展「ねこのあきち 8 われ」

わが友人SAGARA氏が毎年恒例の猫写真展を開催した。 場所も恒例、江東区にある『ROCKETIIDA(ロケッテーィダ)』だ。 ここはお茶を一杯頼んでくれれば、店内の猫写真を眺めることができるという、 とても気楽に写真を眺められるギャラリーだ。 このように猫写…

インドのアポフィライト。ヒューランダイトの母岩風

Nashik, Maharashta, India Fov=75mmD610 / Bellows/ TOMINON 105mm F4.5 透明感のあるインドのアポフィライト。 肉眼では無色透明なのだけれども、母岩のヒューランダイトのグリーンが どうしても照明に写り込んで、まるでアクアマリンのようにも見える。 …

六角板状連晶サファィア

ロシアからお越しの六角板状連晶サファィア。 これは見た瞬間ズギュンときた石。 気がついたら手に入れていたというパティーン。 母岩に連凧のようにつらなって埋まっているのがよくわかる。 その様子はまるで階段のよう。 サファィアの階段だなんてなんてぜ…

OGK kabutoのASAGIにピンロックシートをつけてみた

そろそろ寒くなるし、バイク通勤の身としてはきびしい季節に。でもバイク通勤は電車よりも安いし身軽なので、毎日、雨にも負けず風にも負けずぶいぶい走っている。幸いなことにこれまで事故もなく過ごしてきている。 しかし、冬の寒い飛。こと雨の日だと自分…

ペンタックスQで猫を撮る

こういっては何だけども、ペンタックスQの画質はそれほどよくない。センサーの大きさがすべてを物語っているのだけれども、だからといってそれがいけないということではない。レンズ交換式で、絞り優先/シャッター優先/Pモードが使え、マニュアルにも対応し…

インドの赤丸蛍石

FoV=18mmNashik, Maharashta, India D610/ Micro Nikkor 55mm F3.5(rev) インドは聖地ナーシクよりお越しの蛍石さん。 インドの蛍石は球状結晶でおなじみで、ごく稀に赤いものが出てくる。 水晶に埋まったこの石は強い光を当てるとこれくらいまで赤く見える…

亀有 『湘南タンメン』が超絶においしい件

東京は葛飾区。亀有に突如現れたのは『湘南』の名を関するラーメン屋。 その名も『湘南タンメン』。 湘南のタンメンはいわゆるラーメン屋の野菜が乗ったタンメンとは違い、 あっさりめスープに細麺だけの、非常に繊細なラーメンである。 そんな情報をどこか…

外飼いの猫

別に猫の尻を追いかけているわけではなくて、 落ち着きのない猫だといつもこんな感じの写真を量産する。 まったく腕の問題であることは否めないけれども、 狙っても撮れない写真はこういうときに撮れるのでよし。 左右に動きながらの猫を後ろからにじり寄っ…

ウラン含有ハイアライト(標本)

メキシコ サカテカス州FoV:8mmD610/Bellows/MITUTOYO M Plan APO 5 一年くらい前から新産として話題になっていたオパールがこれ。 ハイアライト。和名を玉滴石といい、このブログでも我が子自慢をしたことがある。 この石は以前から蛍光するものがあったのだ…

荒川区町屋『原稲荷神社』

ここ一、二週間。どうも天気がパッとしない。 それでも瞬間的に晴れることがあり、その日も晴れのタイミングがあった。 わたしはすぐ、スマホで近くの神社を検索する。 そうして見つけたのが荒川区町屋のこの神社だ。 トラックが入れそうもない住宅街の細い…

つい買ってしまう石 レインボーガーネット

奈良県天川村行者還岳産 FoV=44mm D610/Bellows/ TOMINON 105mm F4.5 今から二十年前ほどのミネラルショーで突然現れたこの石は、 それまでメキシコでしか発見されたことのない、虹色を表すガーネット。 それが日本の奈良県で発見されたという情報が、広まっ…

アゲハチョウの羽を接写

D610/OPTIPHOT/NIKON M plan 5 0.1 210/0 昨日、雨の道端でナミアゲハを拾った。 捕ったのではなく、拾った。 寿命だったのだろう。けどもその姿が美しかったので、 手近な紙で三角紙を折り、家まで持って帰ってきた。 三角紙というものを見るのも折ったのも…

SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art による野良猫撮り(夜)

昼にじっくり撮れる時間がないので、 しばらく24-35mm/F2は夜猫専門になりそう。 F2の明るさはもちろんよる猫によし。ということもあり手に入れたので、 まったく正しい使い方だ。 この記事で撮られた写真はすべて解放で撮りました。 ISO感度はそのときの暗…

1.5倍ズームレンズ SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art を購入

先日、仕事帰りに、秋葉原のヨドバシカメラに出向いてレンズを購入した。 SIGMA 24-35mm F2 DG HSM Art。 1.5倍ズームでF2通しのフルサイズ対応レンズ。 ここ最近のシグマはDPシリーズの奇抜なコンパクトデジタルカメラ群といい、 先に出たAPS-C用、F1.8通し…

祠に宿る石膏

Schladming Austria FoV=9mm D610/Bellows/OLYMPUS ZUIKO MACRO 1:3.5 f=38mm1cm未満の標本をマイクロマウントというのだけれども、 わたしは高倍率のマクロが好きなこともあり、 部屋でしみじみとこれらを撮るのが至福のとき。 なんといっても撮影と観察を…

仔猫から大猫のあいだ

数カ月前に、地元で三匹の仔猫を見るようになった。 見かけるたびに話しかけ、声と顔とにおいを覚えてもらおうと思い、 親猫の警戒をよそに努力してきた。 縞猫のうち一匹は、機嫌がいいと指ペロしてくれるまでになったんだけど、 白黒さんはいつまでたって…

謎多きマイクロ/複写用/製版用フジノン

1950年代前半から1970年代中程にかけて 生み出された三種の産業用フジノンがある。・APO FUJINON ・FUJINON SUPER MICRO ・FUJINON-XEROXこれらはマイクロフィルム用。製版用に作られたレンズで、 当時のカタログの隅に名前が見受けられるくらいの、 なんと…

メキシコのロードクロサイト

Potosi Mine, Senta Euralia Vhihuahua Mexico FoV=5mm D610/Bellows/Mitutoyo MPlan Apo 5なんだかんだでロードクロサイトが好きみたいで、 安くて何か特徴があればついつまみ食い感覚で手を出してしまう。 色がいい、形がいい、共生している。 共通するの…