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マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。ヘンなレンズが多いです

キラキラと煌めくもの サンストーン

Micro NIKKOR 60mm/F2.8G 石ども 顕微鏡写真

Sunstone

Tanzania
D610/Micro NIKKOR 60mm F2.8G

今、石関連の中でにわかに話題になっているのがサンストーン。
といってもこの写真のものではなく、オーストラリアの鉱山でわずかにワンポケットのみ見つかった、無色のサンストーンに帯長な赤鉄鉱やチタン鉄鉱が格子状に入った、ラティスサンストーンという石だ。

わたしも欲しい欲しいと思っていながら案外高く、グレードの高いものは気がついたらレアになってしまい、もはや手の届かない石となってしまった。
どこかに「サンストーンか…」という侮りがあったことは認めなくてはならない。
その戒めも含めて、いわゆるサンストーンを撮影することにした。

サンストーンの中にあるのはラティスサンストーンと同じで、赤鉄鉱やチタン鉄鉱の薄い膜状のインクルージョン。これがある一定の角度で光に当たると、キラキラと煌めく。これをアベンチュリン効果といい、インドのヒスイも見られる現象だ。

サンストーンそのものは長石(フェルドスパー)の一種で、サンストーンの名のもとになったこのオレンジ色は銅が由来している。ラブラドライトやアンデシンなどと同じグループで、長石の分類についてはどうも一定していない。長石でも成分がわずかに違うと違う石として呼ばれたりし、その具合がシームレスなため名前ばかりが増えていく。という具合だ。

この理屈でいうと、上述のラティスサンストーンは銅由来のオレンジ色がなく、無色透明なことから、わたしはムーンストーンに近いのではないかと疑っている。

いずれにしても、この中身のキラキラが重要だ。これを顕微鏡で眺めてみる。

Sunstone

これは偏光板を使って中の薄板をむりくり光らせている。これがもっと大きな見え方をすると、キラキラと煌めいて見えるからくりだ。ただこれはある一定の方向から光を受けないといけないため、ぱっと見はオレンジのメノウかなにかに見えてしまう。

砥石を使って岩石切片を作らなくてもこうして偏光が見られるのは、サンストーンのいいところだ。ちなみにこれは10倍の対物レンズで撮っている。

とはいえこの偏光が何を意味するのかはわからない。わたしは単に「きれいだなあ」という思いから観察をしているけれども、調べればこの変更具合でこの中の物質が何かをつきとめることができるかもしれない。ひたすらミーハーな石愛ぶりと笑ってほしい。ハハハハ。

Sunstone

なので暮れなずむ陽の光をサンストーンに当ててみる。名前からして、陽の光で観察するのが正しい。キラキラと煌めくただひとつのポイントを求め、あれこれ眺めていると、顔がにやけてくる。

長石と思い、これまであまり珍重していなかったのはわたしの不明。石であればひとまず手に入れて観察してみようという気持ちを新たに、これからも石に遊ばせてもらおう。

 

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[↑正直長石ナメてました]

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