Clay Center, Ohio,USA
FoV:30mm
D610/bellows/Macro-NIKKOR 65mm F4.5
2017年の名古屋石フリマ。秋場所でお迎えした蛍石。オハイオ州から出るイエローゴールドは強烈なハロゲンライトで照らすと夜明け色のようになった。通常はもうすこし茶色っぽく見える。いつも撮影に使っているハロゲンランプの光に照らされた石は、よそ行きの色になった。
青白い天青石との共生はなんともいえないベストマッチ。よく見れば板状結晶の下にも細かな針のような結晶も見える。メインの石の影にいるこういうのがいいんですよ…
さるコレクターさんの放出品ということで、あだやおろそかにできない来歴を持っている。委託で譲り受けた方もすでに顔見知りといっていい方なので、これまた粗末にできない要素だ。いえもちろん(わたしの主観では)石を粗末に扱ったりしませんが。
蛍石といえば蛍光のお楽しみがある。部屋の電気を消してミネラライトを当ててみると妖艶な姿があった。
先の石が太陽の黄色ならこちらは月の蒼。ゴールデンサンとブルームーン。ふたつの異なった表情を見せてくれた。コアにあるゾーニング部分がひときわ強く蛍光するため、内側から光り輝いているようだった。
かつて、この石を愛でていた方も、こうして石の神秘に心惹かれたのだろうなあ。
わたしもこの石を手放すことがあれば、願わくば伝わってほしい。異なる時間と場所で、言葉よりも強く震える感動を共有していることを。
[↑ゲットした石はひとまず紫外線を照射だ!! (退色を進める石もあります)]
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