Oued ed Daham Lagouira. West Sahara Morocco
FoV=40mm
D850/Bellows/EL-NIKKOR 63mm F3.5
モロッコからお越しの…というと領土問題的にアレなので、サハラ・アラブ民主共和国も併記しないといけない。事実上モロッコが実効支配しているので。なんて話題はこのブログにふさわしくない。
じつのところ、わたしは化石についてあまり好ましく思っていない。というのも「死」を連想してしまうからだ。未だに恐竜の化石や大型動物の化石を見ると、その向こうに透けて見える奈落を覗き込むようで、なにか恐れを抱いてしまうからだ。
しかし石好きであれば化石も少しは履修していないとという思いもあり、小型の貝や海洋生物、植物モノなどには抵抗がなくなってきた。というかこの巻貝に関してはむしろ「純露」を思い出して飴が舐めたくなってくる。
巻貝の螺旋はふしぎなものだ。しげしげと観察していくうちに巻きの終着点が消えていく。どこで道が終わったのか知覚できない。
ブリューゲルのバベルの塔も巻貝がモチーフだったのかな。どこまで先端をねじっていけばわからなくなるし、面倒くさくなってバベった結果完成を見ることができない説が爆誕。巻貝の観察は楽しく、メノウ置換されたものであればなお楽しい。
Oued ed Daham Lagouira. West Sahara Morocco
FoV=26mm
D850/Bellows/EL-NIKKOR 63mm F3.5
[カルサイト置換でもイイヨイイヨー]