マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

最近読んだ本

『ヴィヴァーチェ 紅色のエイ』 あさのあつこ著 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
灰汁色の霧に覆われた街。最下層居住区に暮らす聡明な少年ヤンと豪気な親友ゴドの憧れは、
紅色の宇宙船ヴィヴァーチェ号と、伝説の船長ライだ。
宇宙へ飛び立つ夢を支えにする2人だが、
ヤンの妹が「城」に召し上げられ、消息を絶ってしまう。
妹を追うヤンは、突如勃発した軍事クーデターに巻き込まれ、
大混乱の中、ヴィヴァーチェ号に瓜二つの船で地球を脱出することに―!?
少年たちのブレイブ・ファンタジー、開幕。

よみやすさ:★★★★
スキスキ度:★★★★


本屋の平積みをぼんやり眺めていたら、
あさのあつこ」の文字が。
あらなつかしい。「バッテリー」の作者だ。

と、なんとなく買ったらなかなかの面白さ。
児童文学とかジュブナイル書いているひと特有の、
読みやすさがあり、展開も早く飽きない。
これはひさびさにツーベースくらいの当たりかも。

銀英伝星界の戦旗以来、宇宙モノは読んでなかったかな。
とか思いつつ気楽な文庫でわたしの前に現れてくれたことを感謝。



ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』 (メディアワークス文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
珍しい古書に関係する、特別な相談―謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが―。

よみやすさ:★★★★
スキスキ度:★★★★


最近では一番の売れっ子小説。栞子さん。
読書家や愛書家ならさらりと読んでおきたいシリーズ。

年間200冊近く読んでいた頃に比べて、
わたしもずいぶん読書量が激減している。
そのせいか小説は読みやすい本であることが読書の前提になってきている。
かつて書痴を自称した者としては心苦しいのだけれども、
ここのところの作家さんは読みやすい文章が多いので嬉しい。


なので栞子さんにはとびきり読みにくいが面白い本を題材にしてもらって、
わたしの書痴魂を燃え上がらせてほしい。




『魔法探偵』 [単行本]南條 竹則 (著)

出版社 / 著者からの内容紹介
ああ、人はなぜ思い出すのであろう!
吾輩は魔法探偵。魔法杖で失せ物を探してしんぜる。ある日、大仕事が舞い込んできた! 思い出の大阪万博会場へ、美人秘書を連れて出張ぢゃ! 詩人探偵・鈴木大切が大活躍する、風味豊かな小説。

よみやすさ:★★★★
スキスキ度:★★★★★

南條竹則は「酒仙」でファンタジーノベル大賞を取ってから、
気がつくと読んでいる作家のひとり。
酒と和漢のオカルトと猫が好きなのがひしひしと伝わってきて、
かつそれが楽しく軽妙な物語だったりする。

この人の小説は読んで外れた試しがない。
未読の方は『酒仙』か『セレス』に『あくび猫』。
そしてこの本あたりを読むのをオススメしたい。




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