マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです

最近読んだ本

オーバーロード1 不死者の王』 丸山くがね エンターブレイン

内容(「BOOK」データベースより)
その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、“ユグドラシル”は静かにサービス終了を迎えるはずだった。―しかし、終了時間をすぎてもログアウトしないゲーム。意思を持ち始めたノンプレイヤーキャラクター。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、骸骨の見た目を持つ、最強の大魔法使い“モモンガ”となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる!圧倒的人気のWEB小説の書籍化。

オーバーロード2 漆黒の戦士』 丸山くがね エンターブレイン

内容(「BOOK」データベースより)
異世界に転移して約1週間。アインズと戦闘メイドのナーベラルは、城塞都市エ・ランテルに「冒険者」として潜入していた。目的はこの世界の情報収集およびエ・ランテルでの名声。二人は薬草採取の依頼をうけ、「森の賢王」なる魔獣がひそむ森へと向かう。同じ頃、エ・ランテルにしのびよる邪悪な秘密教団の影…。最凶の女戦士と、偏執の魔法詠唱者が操るアンデッドの群れが鎧を纏ったアインズの前に立ちはだかる。


オーバーロード3 鮮血の戦乙女』 丸山くがね エンターブレイン

内容(「BOOK」データベースより)
絶対服従を誓った守護者・シャルティアがまさかの反逆。アインズが冒険者として、エ・ランテルに潜入する裏で、守護者たちに一体、何が起きていたのか?最強守護者相手に、死霊系統魔法が一切無効化されるアインズの戦略は!?決戦の火蓋が、いま切って落とされる…。瞬きも許されない死闘を刮目せよ。

よみやすさ:★★★★★
スキスキ度:★★★★★


この本は友達から大プッシュのうえで勧められ、一巻を借りた。
そして一晩で読み終え、その足で深夜営業の本屋に行って二巻をゲットし、
見つからなかった三巻はアマゾンで発注。
初めて手にしてまだ二週間くらいだと思うけれども、
1〜3巻を全部通しで三回ずつ読んだ。
それくらいハマった。


気分的には初めて萩原一至の『バスタード!』と神坂一スレイヤーズ!』を
読んだときの衝撃を足していまのわたしにストライクさせたようなもの。
最強モノ。というのは読んでてカタルシスがある。
オーバーロード』にはそんな精神的浄化作用と、
テーブルトークRPGやPCネットゲームにのめり込んだ者にしかわからない、
きわめて強い共感がある。


WEB小説から始まったとのことだけれども、アマゾンのレビューを見る限り、
書籍版の『オーバーロード』とWEB版の『オーバーロード』は別物のようだ。
いずれも面白い。とあるので読んでみたいのだけれども、
少しでもネタバレがあると悲しいので、書籍版を読み終えてから読みたいという思いがある。
まだWEB版を読む勇気が沸かないのだ。


いつも「BOOK」データベースから作品のあらすじを借りているのだけれども、
これについては載せるかどうか悩んだ。
あらすじにすると大層ベタに思えるからだ。


けれども安心してほしい。
ネットゲームやテーブルトークRPG経験者。
そして、それらを後ろ髪引かれる思いで「引退」したことがある者。
「引退」したものを見届けた者。
そして現役のプレイヤーたち。
そうした仲間であるならば、この本は絶対にオススメだ。
正直、文章にはわずかにスキがあるといえばあるのだけれども、
少なくとも、現在まで出ている三巻まで、期待を裏切ることはないだろう。

イラストがまた素敵だ。
ウィザードリイでおなじみの末弥純を彷彿とする重厚さ。
本格ファンタジーだと思って表紙買いしてしまうレベル。
ここ数年でもっとも当たりの小説として、
すべての★を最高評価で与えるに惜しみのない作品だった。




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[↑こういう本が出るから読書はやめられない]


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