ガーネットは本当に多彩だ。
青系以外はほとんどの色が存在し、とくにグリーンの
デマントイドやツァボライトはガーネットらしからぬ華やかさがある。
なにより値段もわたしの手が届く範囲というのがいい。
ルースにしてもよし。結晶のまま愛でるもよし。
石好きさんたちの万能選手といった感がある。
この無色のガーネットはいわゆる灰ばん柘榴石。グロッシュラーだ。
ラテン語の「グロッシュラリア」が語源になり、英語でグロッシュラーとなった。
意味は「セイヨウスグリの実」。つまりグズベリー。
グリーンの果実のことを指すのだと思う。
グロッシュラー属ではグリーンのツァボライトが有名。
といってもマニア的に有名で、一般にはあまりという感じではある。
さらにマニアになるとこれの透明なものが欲しくなる。
ごくごく稀に、カットに耐えうるだけのものが出てくる。
美麗な原石標本となると実物は見たことがないレベルだ。
写真だと少し黄色く写っているけれども、
実際にはごくごく感じる程度に青ざめている。
なお、上の写真はレンズの開放で撮っているが、
下の写真は外付けの絞りをつけてかなり絞った上で撮っている。
これにはニコンのベローズPB-4を使っていたので、
撮った後でどうしてティルトしなかったと後悔したり。
少しずつでもいいので、石どもをキレイに撮ってあげたい。
0.33ct FOV=10mm
Tanzania Meleran mine
D600/Bell0ws/FUJINAR-M 1:4.5 f=5cm
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