マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。被写体は鉱物標本/ルース。猫も撮ります。マクロレンズとヘンなレンズが多いです

日本の国石

あまりメジャーではないけれども、国には『国を代表する石』。
すなわち国石があります。
日本では水晶がそれにあたります。

昔は日本の山梨で取れる水晶といえば高品質で、世界中に輸出されていきました。
今では掘り尽くされてしまいましたが、いまだに水晶が本邦の国石たるゆえんです。
昨今、みやげ物やにある水晶のほとんどはブラジルから輸入したものばかり。
アメジストなどはほぼ確実にブラジル産だと思っていいでしょう。

イタリアなども国石はサンゴですが、地中海からサンゴが枯渇してからは日本から輸入しています。
なんだかなぁ。と思わなくもないですが、捨てたものじゃありません。
産地が枯渇しても研磨技術や細工の技術は残っているのですから。
山梨は甲府の水晶はほぼ枯渇していますが、宝石研磨技術といえば世界でもトップクラスです。
石はなくなっても技術は残っている。
石とともに大事にしていきたいものですね。

さて前ふりはともかく今回の石は水晶です。

宮城県仙台市郷六産 高温型水晶』
β-quartz

こちらは結晶サイズおおよそ5mmと小さいものですが、変わった水晶です。
通常、水晶というのは柱状に結晶が成長するものですが、これは六角錘状。まるでソロバンの玉みたいな形です。

通常の水晶はα形といって、低い温度でじっくり作られますが、こちらの水晶は高温の環境下で作られます。
おおよそ570度以上の高温化で石英が結晶するとこんな形になります。
が、高温で結晶するためかあまり「きれい」なものは見かけません。
この標本も内部が冷えていく過程で低温型水晶に変わっているようで、写真で見てわかるように内側は複雑なことになっています。

たいていは分離結晶としてコロコロと山に転がっているようです。
稀に産地にある花崗岩などの火成岩中にも斑晶として埋まっていることもあるようですが、母岩付は見たことがありません。
誰かご存知でしたら写真でもいいから見せてください。お願いします。


話は変わりますが、産地は2011年3月11日に起きた東日本大震災で壊滅的なことになっているようです。
夏にもなれば下草がぼうぼうで立ち入ることができないような山の場所に、この水晶はあったようです。
仙台のお友達から近くに来たら連れて行ってあげます。そういわれていた矢先の地震でした。
まだまだ地震の被害は計り知れず、産地をきにかける余裕もないでしょうが、いつかこの足で産地に向かい、この手で拾ってみたいです。


==撮影==
D90 / Bellows / レンズはに使ったか忘れましたorz たぶんEL-Nikkorの何か




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[↑憧れの国産美水晶]


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