鉱物を集め始めた、確か中学生か高校生の頃に買った輝安鉱。
産地はどこだかもうわからないが、買った当時はもっと蒼醒めた銀色で、それはそれは妖しい魅力を湛えていたものです。
今ではくすんでしまったけれども、形はそのままだ。
まるで日本刀の様で。
あるいは鉄の十字架のようで。
透明ではないけれども気に入っている石のひとつ。
アンチモンを生み出す最大の鉱石とのことだけれども、詳しいことはよくわからない。
かつて日本は愛媛県の市之川鉱山に一大産地があり、アンチモンの輸出に力を入れていたという。
もっともっと美しい輝安鉱も鉱炉に落とされドロドロにされてしまったのだろうか。
資源とはいえマニア的にはもったいないったらありゃしない。
たぶん、この標本は中国産。
わたしもいずれは立派な国産輝安鉱が欲しいものですなあ。
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