ニコンのシステム顕微鏡、オプチフォトのハロゲンランプが焼き切れてしまい、
ちょうどいいのでLEDランプにしようと適合しそうなものをいろいろ購入。
画面中央下が本来のオプチフォトについていたハロゲンランプ。
規格は12V50Wで、口金がG6.35というやや特殊なもの。
普通に生活しているとスクリュー型のソケットはともかく、
なかなかこうした差し込み型の電球は使うことがない。
蛍光灯も差し込みソケットだけど、
わたしも今までソケットの方などあまり意識していなかった。
左側のトウモロコシみたいなのがLEDで、右側のパナソニックのものが
いちおう押さえで買っておいたハロゲンランプだ。
ちなみにLEDの素材はガラスではなく、
透明なシリコンのような素材でゴムっぽい手触りだ。衝撃に強そう。そしてデカい。
ところがここで痛恨の発注ミス。
G6.35の口金はピンとピンの間が6.35mmという意味なのだけれども、
ピンの太さがやや太い『GY』タイプというものが存在した。
わたしが購入したのはいずれもこの、ピンがすこし太いタイプのものだった。
こいつは数千円ドブ行きだったかと思ったのだけれども、
入れてみたらわりとすんなり入ったのでひと安心。
ただし、もともとGタイプのところにGYタイプを入れているので、
穴が広がって次からGタイプがスカスカになる可能性もある。
このブログを見た人がこれを試すなら、不可逆改造ということを念頭に自己責任で。
あと、コーン型のはちょっと足が長い。
幸いにして新導入のランプはいずれも通電可能。
ただし、LEDのほうがそうとうでかい。
ランプハウスに差し込むと光源を取り込むポイントを外れてしまう。
ただこの黒い丸く抜いた板は迷光や遮光の意味ではなく、
どうもハロゲンランプから出る熱を受けて放熱する役目の金属板のようだ。
ネジで止まっているのでそのうち外してみようと思う。
さすがはLED。いつもは熱を持って触るのがはばかられるだったランプハウスが、
まったく熱を持っていない。
各種パーツに与える熱影響が少なく、これからも長く使えそうだ。
肝心の写りと観察具合なのだけれども、やはりLEDが微妙に暗い。
下の二枚は金属板に彫り込まれた文字を撮ったものなのだけれども、
上がハロゲン。下がLEDとなっている。
この二枚はEXIFも残しているので、よかったらオリジナルでご覧あれ。
シャッタースピードで六段ほど違う。
ここらへんは架台が強いオプチフォト。長時間露光でカバーできなくはない。
写りと観察についてはまだまだ結論を急げないので、
しばらく使い続けてみようと思う。
ダメだったらまたハロゲンに戻せばいいだけだ。
↓ハロゲンランプによる撮影
↓LEDランプによる撮影
ハロゲンからLEDにできれば衝撃にも強く電気量も少なく済み、発熱も少ない。
できればこのまま使い続けられればいいのだけれども。
それにしても研究職でもないわたしが顕微鏡まで揃えて、
いったいどこに向かっているのだろう。
…このブログがオプチフォトのランプで困っている人に届けばそれでよし。
↓これがわたしが買って使っているLEDランプ
↓これが押さえで買ったハロゲンランプ
↓これが本来オプチフォトに適合する「口金G6.35」のハロゲンランプ