「あらこんなところに何かあるニャ。的な」
「嗅いでみましょうクンカクンカ。風な」
「やややあちらにも何かあるニャ。みたいな」
という感じでわたしが猫を撮っていたところ、キヤノン機に白レンズ付けた御仁も同じ猫を狙ってた。
この日、わたしは昼食を買いに出たところにカメラを持って猫を撮っていた。
相手は完全武装の平日休みを猫撮りに一日ガッツリ使うでしかし。みたいな御仁。
わたしとキヤノン氏は互いに牽制をするようでいて猫撮りの仲間意識があるようで。
あまり猫をひとりじめするのもアレでございましょ? みたいな感じで場所を譲るも、
相手も同じような感性をお持ちでいらっしゃる。
行く先々で同じ猫とかち合うことに。
そのつど微妙な距離感がまるで猫たちのようで。
心地いいような悪いようなどうでもいいような。
わたしが食料確保のために早々席を譲る形となったが、
次はナワバリ争いに発展するかもしれぬと覚悟固めて。
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[↑その公園とコンビニ裏はあたしのナワバリですから]
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