マクロ☆スタイル

日常に高倍率マクロ撮影。鉱物標本写真/ルース。猫も撮ります。マクロレンズと産業用の変なレンズが多いです。Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

なにここ古代のホビット庄? 吉見百穴に行ったら思いのほか楽しかったしヒカリゴケ自生してたし「たかはし売店」の冷やしたぬきうどんがえらく美味しくて情報過多

この日は都心にいろいろ出回ることがあったのだけれど、ヤエチカの『ALPS』でカツカレーを食べていると何かスイッチが入って、バイクで高速に乗ったが最後。さいたまのホビット庄といわれる(いわれてません)『吉見百穴』へたどり着いた。

吉見百穴

詳しくは公式リンクを読むかググってどうぞ。なわけなんですけど

「古墳時代の墳墓であり二次大戦時代の地下軍需工場という戦争遺構であり国指定天然記念物であるヒカリゴケが自生している」

というかなり情報過多なことになっている。

 

吉見百穴

吉見百穴

入園料300円也を支払って中へ。

日本のどこかに「ゆるキャラを生み出すバッタ商売でもあんのか」的なこのゆるいというより雑なルックス… 胸の2537は囚人番号とかなの? と思って調べてみたら荒川の川幅が2537mと日本一だからなのだという。そんなの荒川通っている地域だったらどこでも名乗れるのでは? と思ったら吉見町にある「御成橋」付近の川幅が最長ポイントなのだという。なお、実際に川が流れているわけではなく、河川敷も含めての長さ。

 

吉見百穴

う~んこのホビット庄。ホビットに聞かれたらこんなにみすぼらしくないわ!! って叱られそうだけれども、横穴というのがホビット庄くさい。

吉見百穴

吉見百穴

よくもまあこんな遺跡が千年以上も形を残して今に伝わっているものだとしみじみ。

 

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

地下軍需工場からはひんやりとした冷たい風が吹き出してくるので、近くのベンチでしばらくクールダウン。外気温は30度を越えているだろうから、気温差-10度の風はたいへん心地よい。

 

吉見百穴

登るべき…だよね。

わたしのヒザは度重なるケガでわりとヤバよりのヤバみなのだけれど、登る。

 

吉見百穴

フゥフゥ…

 

吉見百穴

予想通りのキツさ。ヒイフウ…

 

吉見百穴

登りの途中。横穴の中がちろっと見えた。文化財でなければ絶対に入って遊ぶ。

 

吉見百穴

もうちょい…

 

吉見百穴

登ったぞー!! 展望台にはここから見える山を教えてくれた。富士山も左の方に見えるんだ。

吉見百穴

写真で拡大しないとわからないけど見えた!! 富士山!!!

 

吉見百穴

山頂には山小屋がひとつあった。今日は誰もいないがおやさいの無人販売が。クーラーボックスの中にはナスとかカボスとかがあったけど今日はいいや。

 

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

この山にはそこかしこにメノウみのある石がよく落ちている。触ると少しヌルッとした触感がある。もちろん持って帰ったりしないのはいうまでもない。副葬品で勾玉が出たようなので、昔の吉見の人たちもいい感じの石で勾玉作ったんだろうね。

 

 

吉見百穴

吉見百穴

ヒカリゴケ!! 初めて見るよ!

確かに洞窟の奥のほうで紫外線で励起した鱗灰ウラン石みたいな黄緑色が見えた。今日は26mm単焦点だけなので撮れるかな~って撮影はしたけど、後ろの家族連れのおこさまがめっちゃ順番待ちでウズウズしていたのでササッと場所をお譲りする。

吉見百穴

撮れた写真はこう。指まで写り混んでるしひどい…

まあ、写真はググればなんか出てくるよ!! 見たい人は現地へGOだ!!

 

 

吉見百穴

もうヒザも体温も限界なので『たかはし売店』へ転がり込む。

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

エアコンはないフルオープン食事処だが、眼の前の洞窟から冷たい風が吹いているせいだろうか。すこし涼しい。わたしはスポットクーラーからくる風をサーキュレーターで運んでくれる最強の席に座って冷やしたぬきうどんを発注。

 

 

吉見百穴

まあ観光地のみやげ物屋のうどんなんてたかが知れている…と思ったらめちゃくちゃおいい!! なにこのうどん!?

いまどきのタピオカ粉を使ったもちもちうどんではなく、みっしり詰まったすいとんのような強い触感とコシ。手打ちか…!! うまい!!! ここ数年で食べた冷やしうどんの中でもトップクラスにおいしい。

そういや吉見百穴に来るまでにもうどん屋が多かった。地物の粉を使った名物のようだ。これ食べにまた来てもいいレベル。

 

 

吉見百穴

うどんを使った食べ終わってさあ帰るかというところでお土産コーナーを眺めるとなんと手作り五家宝。えっえっ、きなこの他にチョコ、レモン、抹茶にクランベリー!? そんな五家宝食べたことない。

 

吉見百穴

もう腹いっぱいだし、下手に 二本食べても他の味が気になるのできなこを一本だけ頼む。するとこんなお皿に乗せて出してくれた。あら~ かわいい!!

 

吉見百穴

うん、これはおいしい。ガチガチの五家宝ではなくしっとり軽い歯ざわり。水飴の量が多すぎないから軽いし、少なすぎないからみっしりした歯ざわりも健在。手作りの五家宝なんてはじめてかも。

 

吉見百穴

よかった… またこの店のために来てもいい(二度目)。次は五家宝を全種類食べたい。

 

資料館も併設されているので入ってみる。やったぞ!! ここはエアコンが昭和の銀行くらい効かせてくれている。助かる~

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

 

 

 

 

 

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴

吉見百穴だけではなく、この近辺から出土したものがあるようだ。

わたしが一番好きな展示品はこれ。セミのお皿の蓋。比較的近世の作品だけれども好き。

吉見百穴

この資料館。正しくは『吉見町 埋蔵文化財センター』という。勾玉作成体験コーナーとかもあるので、好きな方はぜひ。

 

吉見百穴をあとにして近くのスーパー銭湯『野天風呂 蔵の湯 東松山店』でたっぷり二時間ほど汗を流す。今日は朝からずっと動きっぱなし移動しっぱなしだったので全身ズブズブ。日除け&汗取りのシャツはまた袖を通す気になれないので、帰りは日も暮れるので脱いで帰る。

野天風呂 蔵の湯 東松山店

ソフローズン。というスラーピー的な、わたしが大好きなヤツがあったので湯上がりにいただく。この人工的なグレープ味!! うまい!!!

 

野天風呂 蔵の湯 東松山店

そーいやいちおうプチツーだったなと思い出して、もはや夕暮れのスパ銭をバックにバイク撮影。これはまあ義務みたいなものかな。

ほどなくしてとっぷりと日は暮れて、帰りは下道でまったり帰りましたとさ。どっとはらい。

 

 

[おまけ]

吉見百穴のすぐ近くにあった岩室観音堂。すごくイイ雰囲気だったけど、わたしのヒザとコシがこれ以上の昇降に対して批判的だったので外観写真だけ。

吉見百穴

 

そのすぐとなりにあるのは大昔使われていたという巌窟ホテル跡。

吉見百穴

これは泊まりたい。泊まらせて。

 

 

[五家宝。ってさいたま銘菓だったんだ~]