In den Dellen quarrise Laach lake Eifel Germany
FoV=55mm
D850/Micro NIKKOR 60mm/F2.8G
今日は秋葉原で開催されている『ミネラルマルシェ』に一時間ほど立ち寄った。時間があまりなかったので「一周! 一周だけ!!」と心に決めて会場入りした。結果として一周半ほど回ったのだけれども、縛りプレイが石センサーを鋭敏にした。
ずっとほしかったんだ…アウイン。
ブースでこの青を見た瞬間にわけもなく土下座したくなった。石においては群雄割拠の『青』ジャンル。ド定番にして硬度も輝きも抜群のサファイア。カット後にギラギラと鏡のごとく煌めくベニトアイト。遠国の海の色を封じたパライバトルマリン…
その中でも深みと透明さを高いレベルで両立して、なおかつ大きい結晶がなく、稀産であるところのアウイン。この石は青石の一角に崩し難い地位を築いていると断言してもいい。
そういえば和名を藍方石というらしい。いいやわたしはアウインと呼びたい。アウイナイトというほうが学術的であるけれども、わたしはこの石の名にも惹かれている。アウイン…じつにいい名前だ。
加熱などの処理なしでこの色が出るのか。つくづく感じ入ってしまう。瑠璃色というのはラピスラズリの青のことをいうのだけれども、それを透明にしたらこうなるのだろう。
それもそのはず。アウインはラピスラズリを形成する主成分のひとつが結晶してできた石だ。
わたしが買ったその日に撮影をするというのは珍しい。しばらくは自分だけの石として、ニヤニヤしながらひとり眺めることが普通だ。けれどもこの石はすぐにでも撮影しておきたかった。誰のためでもなく、わたしが高倍率で鑑賞したかったからだ。
いずれアウインの1ct越えで、状態のいいルースがひとつほしい。わたしにとって現実的ではないお値段となるだろうが、夢は大きく持ちたい。
将来的にこの石のこれくらいのものを欲しい。と思わせる石は多いが、アウインはその中でもコレクション時代どこを思い返してもランクインする石だ。
そして今、小さいけれども色のいい標本を手に入れることができた。なぜか今まで、アウインの標本でいい色のを手に入れたことがなかった。小さな色の出があまりよくないものはものはいくつかあったけのだけれども、写真を撮ってアップする気はこれまで起きなかった。
いい色だ…本当にいい色だ。
このブルーを前にわたしの語彙力はみるみる失われていく。
本当にいい色なんだ…
In den Dellen quarrise Laach lake Eifel Germany
FoV=14mm
D850/bellows/Macro-NIKKOR 1:4.5 f=65mm
[↑最近のミネショではアウインじたいをほとんど見なかった]
- アーティスト: バカ殿様とミニモニ姫。,朝長浩之,つんく,小西貴雄,鈴木Daichi秀行
- 出版社/メーカー: ZETIMA
- 発売日: 2002/04/24
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