ひさしぶりにリコーのR10が自室から発掘されたので、
バッテリーを充電して一日持ち歩いてみた。
当時、手持ちの石どもを撮りたいと接写に強いコンデジをと、
発売されたばかりのR10を買った。
思えばこれが沼への第一歩であった…
お友達ふたりがリコーのR8を持っていて、
リコーのカメラはいいよ! 接写が強いしカッコいいし!!
みたいな感じでプッシュされた。
今思えば、石を撮るには当時ベストのコンデジを選んだと思う。
これこれ。このアスペクト比1:1のモードが大好きで、
なんでもかんでも撮りまくったなあ。
何を撮っても絵になるこのましかく写真は、
いま見てもやっぱり好きだ。
ISO100でも画質は粗いけれども、
このサイズで見るぶんには問題なし。
むしろいい色を出してくれている。
色の乗りを濃い目で硬調の設定。
マニュアルでジジジとピントをあわせる快感。
いいねえ。
今でも撮影の気楽さでは変わっていないけれども、
手のひらサイズのカメラもたまにはいい。
ミニ三脚で町の夜景をモノクロで撮るのも新鮮だ。
クセでカメラをつい鼻柱とひたいに押し付けて、
ファインダーがないことに気が付き苦笑する。
液晶に移った鼻の脂を袖口で拭きつつ、
また持ち出すこともあるだろうとひとりごち。
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